【第31話]乳がん完治から6ヶ月〜再発予防の検査へ〜10年分の想いを胸に…

治療後

10年ぶりにTクリニックへ

きゃんばぁば
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2024年6月私は10年ぶりにTクリニックを訪れました。乳がんを克服したとはいえ、決して油断はできません。

乳がんは完治後も再発リスクがあり、10年後、20年後でも再発する可能性があるからです

だからこそ、私はこれからも定期的な検診を欠かさず受けることを決意しました。

10年ぶりの再会とクリニックでの検査

きゃんばぁば
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10年ぶりにT先生とお会いし、お互い「年を取りましたね」なんて言葉を交わしながら、どこかほっとする気持ちになりました。

乳がん告知を受けたあの日のことが、つい昨日のように思い出され、先生との再会に安心感を覚えました。

そんな気持ちを抱えながら、K病院からの10年分の資料と紹介状を渡し、問診を受けた後に検査が始まりました。

再会の挨拶をする医師と患者

10年ぶりにT先生と懐かしい昔話をしました

受けた検査とその結果

受けた検査と結果
マンモグラフィー 石灰という小さな白い点が写りましたが、異常なし
超音波検査(エコー) 異常なし
胸のレントゲン 異常なし
血液検査 結果は後日、肝臓の超音波検査の際に確認

 

そして先生から「乳がんの転移は、肺、骨、肝臓に多い」と説明も受けました。

再発の可能性と、先生からの言葉

きゃんばぁば
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検査後、先生からこんな話がありました。

「乳がんが完治しても片方の胸に、がんができる確率は6倍になる」この話を聞いて正直驚きました。

先生からは「毎年必ず検診を受けるように」強く念を押され改めて乳がんの再発予防の大切さを実感しました。

最新の医療機器がそろい、先生の丁寧な説明が受けられるこのクリニックで毎年検査を受けることに決めました。

クリニックの医師と患者の写真

クリニックで丁寧な説明を受けた日

知っておくと安心!乳がんの専門用語

きゃんばぁば
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先生との会話がスムーズになるように 私が乳がん治療中に知りたいと思ったことをまとめました。

腫瘍マーカー 血液中に現れる、がんの兆候を示す物質
病理検査 採取した 組織や細胞を顕微鏡で観察 し診断する検査
センチネルリンパ節 乳がんが 最初に転移する可能性が高い リンパ節
予後因子 治療後の経過を予測するための指標
エストロゲン 女性ホルモンの一種(乳がんとの関連が深い)
術前抗がん剤 手術前に行う抗がん剤治療
ポート 抗がん剤治療時の負担を減らすための皮下埋め込み型の医療器具
QOL:(クオリティー・オブ・ライフ) 生活の質や精神的な豊かさ
分子標的療法 がん細胞にピンポイントで作用する治療法(HER2乳がんなど)
オンコロジー がん治療・予防に関する専門分野

知識があると先生との会話もスムーズに!わからない言葉はぜひ病院で質問してくださいね。

10年前に記憶と、今の気持ち

きゃんばぁば
きゃんばぁば

ちょうど10年前の6月、このクリニックで「乳がん告知」を受けました。

そして今日、同じ場所で検査を受け、先生からの「異常ありませんよ」の一言に思わず涙がこぼれそうになりました。

あの時、丁寧な検査をしていただいたおかげで乳がんを発見でき、そこからの10年は長いようで、あっという間でした。

10年前、告知を受けた日の帰り道。

「どうやって家まで帰ったのか」今でも思い出せません。でも今回の検査の後の帰り道は、ゆっくり景色を眺めながら帰りました。

「こんなふうに穏やかな気持ちで、病院を後にするのは何年ぶりだろう」そう思いました。

街路樹のある歩道の写真

ゆっくり景色を眺めながら帰路につきました

今、私が思うこと

乳がん治療と経過観察を終え、私の中にある思いが湧いてきました。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

「失った10年をも一度取り戻したい」

マンションに住み替え、仕事も決まり順風満帆だった日々。

10年前告知を受けて「人生が終わったかも」と思いながら必死で治療した日々。

ここからはもう一度「人生を生き直したい」と思っています。

  • やりたい事を全てやり遂げる
  • 後悔のないように生きる

32話に続く….

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第3の人生を楽しむよ!きゃんばぁば

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