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がんと診断されたときは、治療そのものだけでなく、これから必要になるお金のことも気になりました。
入院費や薬代などの医療費に加え、通院のための交通費や、治療に備えるための準備にもお金がかかります。
そんな中で、私が「加入していてよかった」と感じたのが、がん保険の診断給付金でした。
一方、実際に治療を受けてみると、通院給付の支給条件や、がんと診断された後の保険料について、契約時には意識していなかった点も見えてきました。
今回は、診断給付金に助けられた経験と、乳がん治療を通して確認しておきたいと感じた保障内容についてお話しします。

乳がん治療では、医療費だけでなく、通院やウィッグなど生活に関わる出費も発生しました。
ウィッグ代や交通費の支えになったがん保険の「診断給付金」
乳がんと診断されると、病院へ支払う治療費だけでなく、通院の交通費やウィッグの準備など、生活の中でもさまざまな出費が発生しました。
そんなとき、加入していたがん保険の診断給付金が、治療生活を支える大きな助けになりました。

治療開始時に受け取ったまとまった給付金が、さまざまな準備費用を支えてくれました。
治療費以外の出費にも使えた診断給付金
乳がんと診断されたとき、加入していたがん保険から診断給付金を受け取ることができました。
診断給付金は、使い道が医療費だけに限定されていなかったため、治療に伴うさまざまな出費の支えになりました。
私の場合は、外来通院の交通費や、抗がん剤治療に備えて用意したウィッグ代などが必要になりました。

治療が始まる時期にまとまったお金を受け取れたことは、本当に助かりました。

給付金の使い道が医療費だけに限られていなかったことは、治療生活を整えるうえでも助けになりました。
給付金を申請する際には、保険会社へ提出する医師の診断書が必要でした。
必要な書類や申請方法は保険会社によって異なるため、早めに確認しておくと手続きを進めやすくなります。
抗がん剤治療に備えて用意したウィッグについては、実際に準備したときの経験を別の記事にまとめています。
ウィッグを準備したときの体験はこちら↓
30代後半の健康な時期に加入したがん保険
私ががん保険に加入したのは、今から30年ほど前、30代後半の頃でした。

当時は、自分が将来乳がんになるとは考えていませんでした。
紹介を受けた担当者さんから話を聞いたことがきっかけとなり、夫と一緒に加入しました。

健康だった頃に夫婦で加入した保険が、長い年月を経て治療生活を支えてくれました。
健康なうちに加入していた保険が、何年もたってから実際の治療生活を支えてくれることになりました。
夫婦でがん保険へ加入した当時の経緯は、こちらの記事にまとめています。
30代で夫婦一緒にがん保険へ加入した経緯はこちら↓
私の契約では対象にならなかった「通院給付」と続く保険料
診断給付金には助けられましたが、すべての保障を希望どおりに受けられたわけではありません。
実際に治療が始まってから、通院給付の支給条件や、がんと診断された後も続く保険料について、当時の契約内容をあらためて意識することになりました。

給付金を受け取れた安心とともに、契約条件によって対象外になる保障があることも知りました。
通院中心の治療で直面した通院給付の支給条件
診断給付金には助けられましたが、治療が進む中で、当時の契約内容と実際の治療との間に合わない部分があることにも気づきました。
その一つが、通院給付の支給条件です。
私の乳がん治療では、外来での抗がん剤治療や検査など、入院を伴わない通院が何度もありました。
私が加入していた保険では、通院給付を受け取るために入院に関する条件がありました。

そのため、私が受けた外来治療では、通院給付を受け取れない場面がありました。

通院保障が付いていても、治療内容や入院との関係によって対象にならない場合があります。
これは、私が当時加入していた保険契約での経験です。
通院給付の対象となる治療、入院との関係、支給される期間や回数などは、契約によって異なります。
通院治療への備えを確認するときは、「通院給付が付いているか」だけでなく、「どのような条件を満たした場合に受け取れるのか」まで確認することが大切だと感じました。
がん診断後も保険料の支払いが続いた
もう一つ確認しておきたいと感じたのが、がんと診断された後の保険料です。
私の当時の契約には、がんと診断された場合に、その後の保険料の支払いが免除される特約が付いていませんでした。
そのため、がんと診断された後も、契約を続けるために毎月の保険料を支払う必要がありました。

給付金の内容だけでなく、診断後の保険料がどうなるかも確認しておきたい項目です。
保険料払込免除特約の有無や、免除が適用される条件も、契約によって異なります。
保障額や給付金だけでなく、治療が始まった後も保険料の支払いが続く契約なのかを確認しておくことも、見直しのポイントの一つです。
経験して分かった、がん保険を見直す際の確認ポイント
乳がん治療を経験し、入院や手術だけでなく、通院や治療に備えるための出費についても考えるようになりました。
私が特に確認しておけばよかったと感じたのは、次の3点です。
ご自身の契約内容を確認する際は、保険証券や契約内容のお知らせ、約款などを用意し、分からない部分は加入している保険会社や担当窓口へ確認してください。

保険証券を開くときは、給付金だけでなく、支給条件や診断後の保険料も一緒に確認します。
❶診断給付金
がんと診断されたときに、まとまった給付金を受け取れる契約かを確認します。
あわせて、次のような点も確認しておくと安心です。
- 受け取れる金額
- 一度だけか、複数回受け取れるか
- 二回目以降に受け取るための条件
- 使い道に制限があるか
- 申請に必要な書類

診断給付金は、金額だけでなく、受け取れる回数や二回目以降の条件も確認します。
❷通院給付の支給条件
通院給付が付いていても、すべての通院治療が対象になるとは限りません。
次のような点を、ご自身の契約内容で確認します。
- 入院を伴わない通院も対象になるか
- 入院前後の通院だけが対象になっていないか
- 対象となる治療や通院の範囲
- 給付対象となる期間
- 支給日数や回数に上限があるか

通院給付は、「付いているか」だけでなく、どの通院が対象になるかまで確認する必要があります。
私の契約では入院に関する条件があり、外来治療で通院給付を受け取れない場面がありました。
契約によって条件は異なるため、現在の治療方法に合う内容かを確認することが大切です。
❸保険料払込免除
がんと診断された後も保険料の支払いが続くのか、一定の条件を満たせば免除されるのかを確認します。
保険料払込免除特約が付いている場合も、適用される条件は契約によって異なります。
特約の有無だけでなく、どのような場合に適用されるのかまで確認しておくことが大切です。

保険料払込免除は、特約の有無に加えて、適用される条件まで確認しておきたい項目です。
乳がんの診断後、私はあらためて保険について考える機会がありました。
そのときに経験したことは、別の記事にまとめています。
乳がん経験後に保険を見直そうとして分かったことがこちら↓
がんを経験した今、伝えたい備えの大切さ
がん保険は、保障を増やせば増やすほどよいとは限りません。
保障を手厚くすれば、毎月支払う保険料も変わります。
今の自分や家族に合っているか、無理なく続けられる内容かを考えることも大切です。
私自身、30代後半に加入したがん保険の診断給付金には、本当に助けられました。
一方で、通院給付は契約条件によって受け取れない場合があることや、がんと診断された後も保険料の支払いが続く契約だったことを、治療を経験して知りました。
保険に加入しているだけで安心するのではなく、どのような場合に給付を受け取れるのかまで確認しておくことが大切だと感じています。

この記事が、ご自身やご家族の保障内容を一度確認するきっかけになれば幸いです。
がん保険の診断給付金に助けられたことや、通院給付の条件について振り返ると、治療中のお金への備えだけでなく、その後も自分の体と向き合い続けることの大切さをあらためて感じます。
私は10年以上の経過観察を終え、主治医から「完治」と言っていただいた後も、これから年に一度は乳房の状態を確認していこうと決めました。

お金への備えを振り返るとともに、これからも年に一度、自分の体を確認していこうと決めました。
第32話では、約10年ぶりに乳がんを最初に見つけてもらったクリニックを訪れ、検査を受けた日のことと、「完治」と言われた後も検査を続ける理由についてお話しします。
続きの記事はこちらから↓
関連リンク
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この記事を書いた人
この記事を書いたのは、乳がんサバイバーであり、家族の闘病を支えてきた「きゃんばぁば」です。
きゃんばぁば
乳がんサバイバー/家族の闘病サポーター
自身の乳がんに加え、義妹の膵がん、夫の食道がんを家族として支えた経験をもとに、患者と家族の両方の視点から発信しています。
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