37歳から毎年欠かさず乳がん検診を受けていた私。検査している安心感から自己検診は全くしていませんでした。
でも51歳の時、愛犬チワワ君の「クンクン」という何気ない仕草が私の人生を大きく変えました。
自己検診して乳がんを発見。
チワワ君が右胸に鼻を近づけ匂いを嗅ぐ姿を見て、自己検診をしてみたところ、乳がんを発見できたのです。
もしチワワ君が気づかせてくれなければ、次の検診まで気づかず、手遅れになっていたかもしれません。
乳がんは早期発見すれば、9割近くが治癒したと同じ状態になりますが、発見が遅れると10年生存率は大きく下がってしいます。セルフチェックと検診の大切さを私の体験を通じてお伝えしたいと思います。
この経験が、皆さんの参考になれば嬉しいです。
女性のがん第1位!乳がん早期発見の進め:乳がん検診:自己検診
51歳で乳がんを発症して2024年1月に完治した私が、早期発見の重要性と自己検診の方法を紹介します。
早期発見がなぜ大切なのか?
- 乳がんは早期発見できれば完治の可能性が高い病気です
- 乳房温存など、希望する治療法を医師と相談して選べます。
- 治療期間が短いので、経済的ふたんも軽くなります。
- 自己検診やマンモグラフィーと超音波検査で発見しやすいのも特徴です。
乳がんには効果的な予防法はありませんが、年に一度の検診と自己検診がとても大切なのです。
乳がん検査
*医師のよる触診
*マンモグラフィー:乳房の専用のレントゲン検査
*超音波検査:超音波を利用して乳腺の状態を観察する検査
簡単!毎月の自己検診の方法
1.鏡の前で:
- 両腕を下げて、左右の大きさの違いをチェック
- 両腕を上げて、くぼみ、ふくらみ、ひきつれ、ただれ、変色はないチェック
- 乳頭をつまんで、血の混じったような分泌物が出ていないかチェック
- 4本の指で”の”の字を描くように、しこりがないかチェック
おやすみ前に…(仰向け):
- 腕を上げて反対側の指4本で滑らせるように、触れてみる(助骨が触れるくらいまで)
- 脇の下にもしこりはないか同様に確認
ポイント:
*毎月1回できれば同じ日にチェック
*異常を感じたらすぐに乳腺外科を受診
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今乳がんは9人にひとり!:乳がんのリスクファクター(危険因子)は?
10年前は16人にひとりだった乳がんの発症率は、現在では9人に1人まで増加しています。
驚きました!
私の場合:乳がんのリスクファクター(危険因子)として以下のことが考えられました。
- 初潮が早かった(生理の回数が多い)
- お酒を毎日飲んでいた(アルコール摂取で乳がんリスクが高まる)
- 睡眠不足(6時間以下の睡眠不足は、乳がんリスクが約2倍)
- 母乳が出なかったのでミルクで育てた(授乳機会の減少)
これらの要因は乳腺外科のサイトでも確認できました。
*生活習慣が乳がん発症リスクを増減させることは他のがんと同じです。
乳がんのリスクを高める要因は
座っている時間が長い(7時間以上)飲酒、喫煙、初潮が早い、閉経が遅い、出産歴がない、授乳歴がない、睡眠不足
などがあります。
これらの要因に当てはまる方は、改善できることは積極的に取り組み、定期的に「乳がん検診」を受けましょう。
私のがんが検診で発見されなかった理由
私は乳がん検診を毎年受けていましたが、乳がんはは発見されませんでした。その理由を確認するため、当時検診を受けていた医師に尋ねました。
マンモグラフィ検査は乳腺が発達している人の場合、単独検査でがんは見つけにくいことがあるそうです。そのため、エコー検査と併用して検診を受けることを勧められました。
検診時にこの事を教えてもらえれば、もう少し早く乳がんを発見できたのにと思い、先生に伝えましたが、「現在の市民検診では二つの検査を受けることができません」と言われました。
納得はできませんでしたが、当時はこれからの治療が重要だと考え、それ以上の質問は控えました。
他人ごと思っていませんか?早期発見で完治を目指そう!
早期発見を目指しましょう!
家族のためにもそして自分のためにもぜひ検診を受けてください。
乳がんには予防方法はありませんが、リスク要因を知り、早期発見に務めることが大切です。
他人ごとと思っていませんか?
女性であれば誰でも、乳がんにかかる可能性があります。
自分自身が辛い思いをしないためにも、家族や友人、そして大切な人たちが悲しい思いをしないためにも「乳がん検診」受け、さらに「自己検診」を行なってみませんか?
*私のような辛い思いをする人がひとりでも減ることを願っています。
検診・自己検診は大事だよ!きゃんばぁば