2番目の抗がん剤が辛すぎた!術前抗がん剤を選んでよかった?

ふたつめの抗がん剤治療のこと

二つ目の抗がん剤治療それは『FEC』という抗がん剤でした。想像を絶するほどの副作用に苦しみ、何度も治療を断念しようと考えました。

あまりの辛さに耐えきれず、先生に相談するとエコー検査をしてくださいました。

そしてその結果「がんが消滅して可能性がある」と告げられたのです。

その瞬間私は最後まで治療を頑張ろうと決意したのです。

目次

辛すぎた赤い薬…一番辛かった治療!【FEC】

ふたつ目の抗がん剤

『FEC』とは3つの違う薬を順番に投与する療法です。(3週間毎に4回を投与)

F、フルオロウラシル
E, エピルビシン『赤い薬』
C、シクロフォスファミド 

『パクリタキセル』と『FEC』の併用の術前薬物療法で、がんの縮小効果が認められていたため、私の治療にも取り入れられました。

患者会で同じトリプルネガティブ乳がんの方から「FEC治療はきつい薬で、大変だけど頑張って」と励まされていましたが、まさかこんなに辛い治療だとは思いませんでした。

いよいよ入院して二つ目の抗がん剤治療が始まります。私はこの治療にかけていました。もしこの薬が効果を発揮しなければ再発リスクが高まるからです。

そしてこれが私にとって最も辛い治療となりました。

1回目の「FEC」投与は入院で

抗がん剤治療がを始める際、薬が変わるごとに最初の投与は入院で行われます。それは重篤な副作用がないか確認するためです。

前日に入院して必要な検査を受けた後、説明があり、その日はゆったりと過ごしました。この頃は入院にも慣れていて、看護師さんや病棟担当医ともコミュニケーションが取れていたので安心感がありました。

そして翌日から投与が始まりました。まずは水分や吐き気どめを体に入れてから、抗がん剤の投与が行われます。

そして抗がん『FEC』赤い薬が体に入った瞬間、私は動けなくなり、気分が悪くなって立ち上がることさえできなくなりました。

全身筋肉痛のように痛み、吐き気がひどく、何も口にできない状態におちいりました。もちろん起き上がることもできませんでした。

副作用が予想以上にひどかったため、残り3回の抗がん剤は全て入院で行うことになリました。(入院期間4〜5日)

「残り3回頑張れるかな?」という不安がありましたが、先生方や看護師さんのフォローのおかげで「完走したいな」という気持ちが芽生えてきました。

抗がん剤『FEC』投与で入院2回目以降も

2回目の投与も同様に入院で行いました。この頃は入院に慣れていて不安なく治療に臨むことができましたが、抗がん剤が体に入ることに恐怖を感じていました。

今回も朝から同じように「FEC」が投与されましたが、前回より副作用がきついように感じました。「もうこの治療を続けるのは無理かもしれない」と思いました。

4〜5日経つと水分が摂れるようになり、食事も少量ですが摂取できるようになりましたが。筋肉痛や味覚障害は長く続きました。

2回目の抗がん剤後先生にこの治療が辛いことを伝えました。

辛いと伝えたらエコー検査してくれたよ。効いた!抗がん剤【FEC】

エコー検査でがんが消えた?『FEC2回後』

2回目の『FEC』投与があまりに辛かったため、病棟の先生にそのことを伝えてたら「じゃあエコーやってみましょう」と言ってくださり検査をすることになったのです。

診察室にでエコーが始まりました。

突然「がんが消えてる可能性があるよ」と先生の声が聞こえてきました。私は泣きそうになりました…

「効果があったんだ、治療を最後までがんばってみよう!」という気持ちが湧いてきました。

「やっぱり術前抗がん剤を選んでよかった」 この時もそう思いました。効果を確認することで治療に対するモチベーションが上がり、最後まで頑張る気持ちになれたからです。

残り2回の抗がん剤は「完全奉公めざせるかも」と思うと辛かった治療も完走できました。

  • 完全奉公とは(病理的にがんが消えている状態

術前抗がん剤は、効果を確認することで、辛い副作用を乗り越え治療を最後まで続けることができるために有効な治療法だと感じました。

この治療は全4回でしたが、副作用がとてもに強くしばらく飲食もできない状態が続いたため、全て入院して投与を受けました。十分な水分補給ができるまで約5日〜6日入院しました。

自宅に帰ってからも続く副作用

自宅に帰ってからも筋肉痛、食欲減少、味覚障害、頭痛などがしばらく続きました。この頃が一番痩せていた時期だと思います。家族の協力なしでは生活できない状態でした。

元気になるのは次の投与が始まる1週間ほど前です。この間に白血球が減らないように、体力回復を目指してバランスの良い食事を摂るようにしていました。

それは白血球が減ると治療を受けれなくなるからです。

先の見えない治療の副作用に心が折れそうな日もありましたが、治療できることに感謝も感じていました。

(注)副作用は人によって違います。全く副作用のない方もおられます。

(注)副作用があるから抗がん剤が効いているとは限らないそうです。

『FEC』はもう嫌!きゃんばぁば

この次は検査結果!「ドキドキ本当にがんはいなくなったのかな?」

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