2024年1月に主治医から「がん完治」と伝えられた瞬間、まるで長い束縛から解放されたような気持ちになりました。治療はなく、長い経過観察期間が続いていたものの、年に1度の検査が来るたび、再発の不安に悩まされていました。
でも今は、その不安から解放され一般の方と同じように通常の検診を受けるだけで良くなったことが、私にとって本当に大きな喜びです。
それでも乳がんに検査については、これからも個人で毎年しっかりと検査を受け、セルフチェックも欠かさず続けるつもりです。
こうして乳がんから解放された今、セカンドライフを自分のために楽しむだけでなく、誰かのためにもなるような生き方を目指していきたいと思っています。
この記事では乳がん「完治」を告げられた後、セカンドライフを送るために私が取り組んだことを綴っています。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
第2の人生を始めるために決めたこと
残りの人生をどう過ごすのかを考えた時に基本的な生き方を見直す必要があると感じました。
そんな時に出会ったのが、精神科医の和田秀樹先生の著書です。彼の考えに共感し実践していることを以下にまとめました。
1.自分の健康は自分で守る
2.嫌な人とは付き合わない
3.基本的な生活は変えない
4.できないことはできないと伝える
5.やりたいことにチャレンジする
6.人に優しく、自分にも優しく生きる
以上が楽しいセカンドライフを過ごすために決めた基準です。
乳がんを経験し10年の闘病生活経て、人生は自分次第でいつだってやり直せることを学びました。
セカンドライフを始めるまでにしたこと
2013年「乳がん告知」を受け、2024年1月に主治医から「完治」と告げられました。このとき次のステージに進むために、どうしてもやり遂げなければならないことがいくつかありました。
- 実家の片付け
- 闘病中に心配してくれた知人や友人への挨拶
- 神様へのお礼参り
- 家族への恩返し
- 自宅マンションのリフォーム
これらを1月から全て行い、心をすっきりさせて次のステージに進むことができました。
心配ごとがない幸せ
これまで長い人生の中で、家族や親、自分自身のことのついて多くの心配ごとを経験してきました。
でも今では病気になる前に感じていた心配事が小さく思えるようになりました。
それは「乳がん完治」のおかげだと思います。心の奥に抱えていた再発の不安がなくなり、心が軽くなったから毎日が楽しく感じられます。
朝を迎えるのが楽しみになり、小さなことにも幸せを感じるようになりました。
例えば、朝洗顔した後の爽快感や、1杯のコーヒーの味わい、愛犬との散歩で小さな発見。そんな日常の全てが喜びになりました。
そして始まったセカンドライフ
こうして私は次のステージへ進む準備が整いました。
私が始めたことはブログとインスタグラムです。ブログは闘病ブログや主婦として経験してきたことを書き、インスタグラムは乳がんに関する情報を発信しています。
次は仕事を再開することです。来年には自分に合った仕事を探し始める予定です。選ぶ基準はストレスなく、成長できる環境です。お給料はあまり気にせず、働く時間も大切にしたいと考えています。
無理をせずにこれらの活動を生活の一部に取り入れていきたいと思っています。
大変だったブログ開設のこと
今年の3月初旬にブログを始めました。当初はパソコンで日記のように簡単に書けると思っていたのですが、WordPress(ワードプレス)の開設は想像以上に大変でした。
専門用語が理解できず、本を読んでも挫折し、最終的には人の助けを借りることになりました。
誰に教わるべきかから始まり、何度も心が折れそうになりましたが、乳がんが完治したらブログを書くと決めていたため諦めるわけにはいきませんでした。
試行錯誤を重ねながらブログを開設し、文章で人に思いを伝えることの難しさを痛感しています。記事を書き直してもまだ満足いくものは少ないですがそれもまた、成長の一部だと感じています。
学ぶことの楽しさ
病気を経験して、たくさんのことを考え感じました。最優先は病気を治すことでしたが、次に感じたのは普通に生活できることの幸せです。
その中で「学ぶことの大切さ」も再発見しました。人間は何歳になっても学び続けることが大切だと気づいたのです。
体も脳も使わなけば衰えていくと実感し、記憶力も向上していくのだと学びました。
大人になってからの学びは自分の好きなことや、興味のあることを自由に選べることが魅力です。
過去にはもっと勉強しておけばよかったと思うことも多々ありましたが、後悔しても仕方ないということも病気を通して気づくことができました。
「学ぶことを楽しめるくらいがちょうどいい」そう思えるようになった今、好奇心が湧いた時こそもう一度学ぶチャンスだと感じています。
今がチャンス!きゃんばぁば