結論:髪が抜ける前に試着まで済ませておくと、治療中の不安がぐっと軽くなる!
一般的に、抗がん剤の種類や投与スケジュールによって脱毛の時期・程度は異なります。
だからこそ、「いつでも被れる状態」まで準備しておくと、鏡の前で慌てずにすみ、外出や通院の心理的ハードルが下がります。
※医療的判断は必ず主治医の説明に従ってください。
- 抗がん剤治療による脱毛の流れと心構え
- ウィッグを事前に準備するメリット
- 医療用ウィッグの選び方
はじめに:私の「脱毛不安」から始まったウィッグ準備
乳がん治療で抗がん剤を受けるとき、私が一番怖かったのは髪が抜けることでした。

鏡を見るたび気持ちが沈み、治療が始まる前から心が折れそうになりました。

髪が抜けた日、涙が止まりませんでした。
でも、髪が抜ける前にウィッグを準備しておいたことで、心の余裕を保つことができたのです。
1.抗がん剤による脱毛の流れと心の準備
抗がん剤による脱毛は、治療の副作用の中でも多くの人が不安を感じることのひとつです。
髪が抜ける時期やその進み方を知っておくことで、少しだけ心の準備ができるかもしれません。
抜け始めるタイミングは?
抗がん剤の種類によって違いますが、一般的には治療開始から2週間〜3週間後に抜け始め、2ヶ月以内に多くの髪が抜けることが多いです。
私の場合は、3回目の投与後から、眉毛、まつ毛、体毛まで全て抜けていきました。
髪が抜ける前に準備しておくと安心

「まだ大丈夫」と思っているうちに準備をしておくと、いざという時に焦らず対応できます。
心の準備とウィッグの準備。
この2つがあるだけで「自分を取り戻す力」になります。
2.医療用ウィッグを選ぶ理由とポイント
ウィッグを選ぶときは、見た目の自然さだけでなく、つけ心地やお手入れのしやすさも大切です。
治療中のデリケートな頭皮を守りながら、少しでも快適に過ごせるものを選びましょう。

ここからは、医療用ウィッグをおすすめする理由を紹介します。
医療用と一般用のちがい
項目 | 医療用ウィッグ | 一般なファッションウィッグ |
通気性 | 通気・軽量設計が多い | 製品差が大きい |
肌当たり | 敏感な頭皮への配慮あり | 刺激になる素材も |
フィット | 微調整可能な作りが多い | サイズが合わない場合あり |
サポート | 調整・メンテ相談しやすい | なしの場合も |
医療費控除 | 対象となるケースあり (条件・書類要) |
原則対象外 |
ウィッグ選びのポイント
ポイント | 内容 |
自然さ | つむじ・生え際・毛の太さとツヤ |
フィット感 | 長時間でも圧迫感が少ないこと |
メンテ性 | 人毛/人工毛ミックスの扱いやすさ・アフターの有無 |

まずは試着。可能なら店舗で試着、ネット購入なら返品条件とレビューを確認
3.私が実際に選んだウィッグ体験
私は「ジュリア・オージェ」で人毛50%+人工毛50%の
ウィッグを約15万円で購入しました。
購入から11年経った今でも、
形や質感はほとんど変わらず、美しいままです。
お誕生日にメンテナンスを受けられるアフターサービス付きで、安心して長く使えました。

髪が抜けた自分の姿を受け入れられない日々の中で、このウイッグは
「また外へ出られる自信」をくれました。

ウィッグがあったから治療中も、少しだけ気分が明るくなれました。
4.今人気のウィッグブランド紹介
治療中や治療後の髪の変化に合わせて、自分らしさを取り戻せるウィッグ選び。
今では、医療用でもおしゃれで自然なデザインのウィッグがたくさん登場しています。

ここでは、人気のブランドや実際に試せるサービスを紹介します。
アデランスの無料ウィッグ試着体験
抗がん剤治療中でも安心して使える、医療ウィッグ。オーダーメイドだから自分にぴったりの一着が作れます。
- 頭の形に合わせた自然なフィット感
- 長時間でも快適な軽量設計
- 無料カウンセリングで不安を相談できる
アデランスのウィッグ試着体験は無料で予約OK!

ア
Amazonで買える低価格ウィッグ
「まずは試してみたい」方におすすめ。
EMMORの人毛ミックスショートボブウィッグは、自然なボリュームと軽やかなつけ心地で人気です。
・人毛ミックスで自然な質感とツヤ感を実現
・手植え仕様でふんわりと立ち上がるシルエット
・通気性の良いネット構造でムレにくく快適
・抗菌加工で衛生的に使える
・1万円台で購入可能
(※価格は変動する場合があります)
5.ウィッグを長持ちさせるお手入れ方法4つ
- ブラッシング:毛の絡まりを防ぐ
- ウィッグ用シャンプーで優しく洗う
- 直射日光を避け、スタンドで保管
- 専用スプレーで静電気を防止
お手入れを続ければ、数年単位で使えることもあります。
Q&A:よくある質問
A. 人毛タイプは高価ですが、人工毛混合なら手頃で自然に見えます。
A. 抗がん剤開始の2〜3週間前がおすすめです。
A. ありません。私も体験しましたが、丁寧で安心できました。
さいごに:ウイッグは「不安を希望に変える道具」
髪を失うのは、心まで失うように感じる瞬間があります。

でも、ウィッグを通して「また笑顔になれること」を私は体験しました。
あなたも焦らず、自分のペースで準備を進めてくださいね。
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Instagram(乳がん・夫の闘病・日々の想い)
👉 @cansan_bar2
note(有料シリーズ)
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きゃんばぁば|乳がんサバイバー/家族の闘病サポーター
乳がんを経験し根治。妹の膵がん、夫の食道がんを家族として支えた実体験をもとに「患者と家族、両方の視点」で発信しています。
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