【第47話】乳がんと診断された時、私の心を守ってくれた手帳の力!メモから始まった小さな習慣6つ

セカンドライフ

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告知から始まった、私と手帳の物語

きゃんばぁば
きゃんばぁば

「乳がんです」と告げられたあの日。

先生の話は頭に耳に入ってこず、たくさんの情報が一気に押し寄せて、心の中は不安でいっぱいになりました。

そんなとき「何かに書き留めていかなければ」と思ったんです。

それが手帳を開くようになったきっかけです。

当時は、今ほどスマートフォンのアプリが便利ではなかったし、私自身もあまり使いこなせていなかったこともあって、自然と手帳を開くことが習慣になっていました。

そして次第に、ただのメモ帳だった手帳は、治療のスケジュール管理だけでなく、家計のやりくり、家族の予定、そして自分の心まで整理する「相棒」のような存在になっていきました。

誰かに話せない気落ちを、手帳にだけは素直に書けた

きゃんばぁば
きゃんばぁば

乳がんと診断されたあの日から、私の毎日は大きく変わりました。

不安、焦り、疑問そして時には怒りや悲しみ。

色んな感情が心の中で渦巻いて、誰かに話そうとしても上手く言葉にできないことばかり。

そんな時、私は「手帳に話す」ことを始めました。

病気のことを家族に話すのは、思っている以上に難しいことでした。

心配させたくない重たい話にしたくない、そんな思いが先に立って、どうしても言葉を飲み込んでしましました。

でも手帳には、何を書いても迷惑をかけません。

「今日不安だった」「思っていたより強くない自分が悔しい」「今日頑張れた」

そんな気持ちを、ただ手帳に書き出すだけで、ふっと肩の力が抜けるようなことがありました。

手帳は何も言わずに、ただそこにいてくれる「聞き役」のような存在になっていったんです。

書き溜めた手帳の写真

手帳はいつの間にかなくてはならない存在に…

私の手帳活用法6つ:小さなメモが支えてくれた毎日

きゃんばぁば
きゃんばぁば

治療、検査、家族のこと、自分の気持ち、すべてを抱える中で私の支えになってくれたのが1冊の手帳でした。

ここでは私がどのように手帳を使っていたのかをご紹介します。

どれも決して特別なことではありません。

ほんの少し書いておくだけで、心が軽くなるんです。

❶スケジュール管理:治療も家族の予定もひとつに

通院や検査の予定、服薬の時間など、治療に関するスケジュールをまず記録しました。

きゃんばぁば
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忘れないように記録しておくことで安心感が生まれます。

さらに、学校の予定も同じ手帳に一緒に書いておくことで、通院とのバランスをとりやすくなりました。

子供の学校行事や家族との約束も見落とさずに済むのが、紙の手帳ならではの良さです。

治療のメモの写真

治療前の検査の時のメモ

❷体調の変化や気分の記録

「今日は不安だった」「少し元気が出た」そんな一言だけでも、自分の体調や気持ちを記録していました。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

毎日書こうと頑張らなくても大丈夫。

気が向いた時だけでも十分です。

後から見返すと、自分のペースや体のリズムがつかめるようになり、無理せず過すためのヒントにもなりました。

メモした記録の写真

辛かったFEC治療の記録

❸家計管理:治療にかかる費用も手帳に

治療費や交通費、薬代など簡単にメモしておくことで、後の医療費控除の手続きや、保険申請がスムーズに。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

家計アプリよりも紙に書いておく方が私にはあっていました。

書くことで「出費を把握している」という安心感もありました。

メモの写真

パクリ後半と子供の入院が重なって大変だった時期

❹気持ちの整理:心の中を書いて軽くする

きゃんばぁば
きゃんばぁば

不安や焦り、ストレスが、私は手帳に思いのままを書き出していました。

誰かに話すほどでもないけれど、心の中に溜まった感情を「書く」という行為で手放すことができたのです。

子供との何気ない会話の中で気になったこと、ふと思い浮かんだ「今後こうなっていけばいいな」という希望も書き留めていました。

メモの写真

パクリタキセルの時のこと

❺治療に関するメモ:診察室での強い味方

きゃんばぁば
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診察中は緊張してしまって、聞きたいことを忘れてしまうこともありました。

だから、あらかじめ主治医への質問や確認したいことを手帳に書いておき、診察中もその場でメモを取るようにしていました。

スマホを出すのはためらわれる場面でも、手帳なら自然に使えるので、本当に助かりました。

体調のメモの写真

診察室で聞くことは軽くメモしていました

❻家族の大切な時間も忘れずに

学校行事や誕生日、家族へのお願い事も手紙に書いておきました。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

治療に集中する日々の中でも、家族との時間を大切にしたいという気持ちからです。

手帳を見るたびに「私は一人じゃない」と感じることができたのも、記録のおかげだったと思います。

メモの写真

FEC前のメモ 少し食欲が戻り外食しました

続けるために大切にしたこと〜手帳を続けられた私のコツ

手帳って最初は張り切って書くけど、気がついたら続かなくなってしまう…。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

そんな経験ありませんか?

私もそうでした。

続けるコツ
  • 書きすぎない、気負わない
  • 1行でもOK。書きたいときだけ書く
  • お気に入りのペンやシールで気分アップ
  • 書くことそのものを楽しむ

手帳を続けるって、特別な努力をしなくていいです。

「ちょっと気持ちいい」と感じたら、自由に自分らしく始めてみてくださいね。


さいごに:小さな習慣が心の支えになる

きゃんばぁば
きゃんばぁば

私にとって手帳は単なる記録帳ではありませんでした。

乳がんと向き合う中で、迷いや不安に飲み込まれそうになった時、そっと気持ちを受け止めてくれたのが手帳という存在でした。

書くことで「気持ちを整理し」心が落ち着き、少しずつ前を向けるようになっていったのです。

それが日々の「心のケア」になっていたのだと、今ならはっきりわかります。

手帳に書く女性の写真

書くことで気持ちが落ち着くこともあるよ

デジタルツールに比べて、手書きの手帳は自由度が高く、書くことで記憶にも残りやすいのも魅力。

闘病中の不安定な時期には、心の拠り所になり、生活をしっかり支えること間違いなしです。

「ちょと気になる」と思った方はぜひ、試してみてください。

まずは気楽に、少しずつ書いてみることから始めてみませんか?

次の記事へ続く…。

第48話はこちらから↓

きゃんばぁば
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手帳は私のパートナー!きゃんばぁば

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