乳がん告知から完治まで〜私の心の旅

「まさか自分ががんに?」覚悟はしていたつもりでも、乳がんの告知を受けた瞬間、大きなショックと将来への不安が一気に押し寄せてきました。

「がん」という言葉の重圧、治療への不安、そしてこれから待ち受ける様々な困難。

この記事がこれから治療を始められる方や、現在闘病中の方に少しでも参考になれば嬉しいです。

目次

告知を受けた時の心境

  • ショックと混乱:「まさか自分が?」という気持ちで現実を受け入れられず、呆然としました。
  • 恐怖と不安:命に関わることなので、治療や将来の不安が一気に押し寄せ、心は不安で支配されました。
  • 怒りや不公平感:「なぜ自分だけがこんな目にあうの」と、不公平感や怒りが込み上げてきました。
  • 孤独感:自分の経験していることが、誰にも理解されないという孤独感におそわれました。
  • 無力感:病気に対しては自分ではどうすることもできない無力感を感じました。

告知を受けた後このような感情が湧き上がるのは自然なことです。人によって感じかたは異なりますが、これらの感情はしばらく続くことが多いです。

これらの反応は、自分の心を守るための自然なプロセスであり、誰もが経験することだと精神科医の先生のに教わりました。

辛い時期を乗り越えるために:様々なサポートの活用しよう!

1.情報を集める:正確な情報を得ることで、病気や治療に対する不安を軽減できます。自分の状況を理解することが大切です。信頼できる情報源から病気や治療法について学びましょう。

2.医師や専門家に相談する:治療方針や予後などについてオープンに話し合い、自分にとって最適な治療を選ぶことが重要です。セカンドオピニオンも検討し、納得のいく治療方法をみつけましょう。

3.感情を認める:恐怖や怒り悲しみなど、色々な感情を感じるのは自然なことです。感情を抑え込まず、泣いたり信頼できる人に話したりすることで、気持を整理しましょう。

4.サポートを求める:家族や友人に打ち明け、サポートを受けることが大切です。同じ経験を持つ人との交流も心の支えになります。

治療の始まり〜心境の変化

病院も治療法も決まり「さぁ治療が始まる」という段階でも気持ちは揺らぎます。

以下のような不安や葛藤に対処するために、医療チームや家族にサポートを受けることが大切です。決して一人で悩まず助けを求めましょう。

自分らしさを失う不安:がん治療で日常生活が大きく変わり「もう以前の自分には戻れないかもしれない」「自分らしさや大切なものを失うかもしれない」という不安を感じることがあります。特に家庭や仕事で自分の役割を果たせなくなることは、大きな心の負担でした。

治療に対する不安:治療が始まると、副作用や効果についての不安が増します。化学療法や放射線療法、手術など、どの治療も身体に大きな負担をかける治療に対し、「本当に効果があるの?」と心が不安定になりました。

外見の変化:化学療法による脱毛や乳房切除など、治療による外見の変化は受け入れがたいものでした。以前の自分とは違うと感じ自信を失うこともありました。

治療の選択:治療に選択肢がある場合、各療法のメリット・デメリットを比較しなければならず、どれを選ぶべきか迷いました。「この選択で本当に良かったのか」「後悔しないかな」と不安になりました。

将来への不安:がんの治療が終わっても、「再発するかもしれない」「後遺症が残らないかな」といった将来への不安は消えませんでした。治療が成功しても、再発や後遺症への恐怖や不安が常に付きまといます。

感情の揺れ:治療が進むに連れ、感情の揺れが激しくなることもあります。前向きな気持ちになれる日もあれば、急に不安や悲しみに襲われる日もありました。

人間関係:乳がんの治療中、友人や同僚との関係に変化を感じたり、人との接触を避けるようになっりすることもありました。

治療後の心の変化

乳がん治療が終わった後も、心のにはさまざまな変化が生じます。治療が終わって安心感をえる一方で、新たな課題も生まれます。

治療が終わった達成感:治療をやり遂げたことで達成感が生まれ、ようやく一息つける気持ちになりました。

再発への不安:治療後も再発への不安は残り、体の変化に敏感になります。時折、治療中に感じたストレスや不安が再び湧き上がることもあります。

優先順位の変化:乳がんを経験したことで、人生で大切なものが明確になり、生活の優先順位が変わりました。仕事や人間関係に変化を感じ、日々の暮らしに対する価値観も大きく変わったのです。

人間関係の変化:乳がんを経験したことで、家族や同僚、友人との人間関係に変化を感じ、以前のような関係に戻れないこともあります。

感謝の気持ち:乳がんを経験したことで、日常の小さな幸せに気づき、感謝できるようになりました。健康への意識も大きく変わり、これまで以上に体を大切にしようと思うようになりました。

自己ケアの大切さ:がんを経験して、心と体のケアがいかに大切か痛感しました。感情に素直になり、無理せず自分をいたわることの大切さを学びました。

以前より強くなった私:心の成長を実感

乳がんを乗り越えた経験は、私を強くし、大きく成長させてくれました。自分の内面と向き合う中で以前よりもたくましい自分に気づきました。

心の変化には時間がかかりますが。焦らず周囲のサポートを受けながら、様々な人とつながりを通してゆっくりと心の回復を待ちましょう。

乳がん完治して思うこと

私が乳がんを完治できたのは、周りの支えがあったからだと感謝しています。支えてくれた家族、献身的に治療に当たってくださった医療チームの皆さん、そしてともに闘ってきたがん友の皆さん。皆さんの支えがあったからこそ、私は今ここにいます。

当たり前の毎日をがどれほど幸せなものかを、改めて実感しています。日常の小さな出来事に喜びを感じ、感謝できるようになりました。この経験を通して以前より強くなれた気がします。これからどんな困難が待ち受けていても乗り越えられると信じています。

主治医から「完治です」と言われた瞬間、これまでの努力を誰よりも自分が一番よく知っているからこそ、自分を心から誉めてあげたいと思いました。

本当に頑張った!きゃんばぁば



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