乳がんの種類と診断:私のがんはトリプルネガティブだった!

こんにちは。突然ですが「トリプルネガティブ乳がん」ってご存知ですか?

もしあなたや大切な家族が乳がんと診断されたとき、これがどんなものなのか知っているだけで、不安を少しでも和らげるかもしれません。

この記事では、私が乳がんと向き合い始めた頃の体験談をお話しします。

トリプルネガティブ乳がんは、他のタイプと比べて治療法が限られていたり、再発率が高かったりする「むずかしい乳がん」言われています。

実際、私も診断を受けた時は驚きと不安でいっぱいでした。でも担当医の説明を聞いたり、自分で勉強したり、セカンドオピニオンを考えたりするうちに「私にもできることがある」と少しずつ思えるようになったんです。

この記事ではそんな私の体験を通して、同じような状況にいる方へ少しでも役立つ情報をお届けできればと思っています。

あなたの不安を少しでも減らして、自分らしく治療に向かえるように最後まで読んでみて下さいね。


目次

S病院での検査のあと、告げられたのは「トリプルネガティブ乳がん」

S病院での初診の日、主治医からは「これから沢山検査しますが、頑張ってね」と声をかけてもらい、数日間にわたる検査が始まりました。

確定診断のために行った検査内容

  • 触診:医師が乳房を目で見て手で触れて確認する検査
  • マンモグラフィー検査:X線を利用した乳がん専用の画像診断
  • 超音波検査:乳房に超音波を当て画像を映し出して内部の状態を確認する検査(エコー検査)
  • MRI検査:磁気と電波を利用して、乳房の断面画像を撮影する検査
  • 細胞診(針生検):細い針をがんの部分に刺しその部分を吸い出し、顕微鏡で調べる検査
  • 組織診:細胞診よりも太い針で、病変の一部を取り出し顕微鏡で調べる検査
  • 腫瘍マーカー検査:血液中の特定の物質の濃度を測定して、治療の判定の補助を補助する検査
  • PET検査 :他の臓器への転移を確認する検査

乳がんを確定診断するための検査はたくさんあって、特に針生検は痛くて涙が出そうでした。これらは治療のためではなく、病気を正確に知るための検査。だから病院に行くたびに辛い気持ちになりました。

そしていよいよ結果を聞く日がやって来ました。疲れ果てた身体で夫と母と一緒に主治医が待つ診察室へと向かいました。

辛かった検査結果

主治医から伝えられたのは「トリプルネガティブ乳がん」という言葉。それは悪性度が高い「グレード3」の乳がんでした。

先生は詳しく説明してくれましたが、私の頭の中は「トリプルネガティブ」という言葉に支配され、ほとんど何も入ってきませんでした。

先生からは「予後が悪いタイプの乳がんで、抗がん剤しか有効な治療法はない」という説明を受け、私は不安と恐怖で押しつぶされそうになりました。(10年前の治療法です)

治療法の選択:突きつけられた重い決断

そして治療法の選択を迫られました。「先に抗がん剤をしますか?手術を先にしますか?次の診察までに決めてきてください」と先生から言われ、思わず先生に「奥様ならどちらを選びますか?」尋ねてしまいました。

先生は少し考えた後、僕なら「術前抗がん剤を選びます」との答えてくれました。それでも私の心の中は揺れたままでどうしても決断することはできませんでした。

セカンドオピニオンを受けるという選択


「治療を選ぶのは自分自身」と頭の中では分かっていても、この時の私は一歩も前に進めませんでした。

もっと乳がんについて学び、別の医師の意見も聞かなければ、納得のいく治療方法は選べないと思いセカンドオピニオンを受けることを決意したのです。


そしてセカンドオピニオンを受ける病院を探し始めました。

セカンドオピニオンを受けるために行ったこと:3つ

1.担当医に伝える:まず、今の主治医にセカンドオピニオンを受けたい意志を伝えます。

この時に自分の治療について、疑問に思うこと、理解できていないことを担当医に確認しておくと、セカンドオピニオンの医師に相談したい内容が整理されてスムーズな診察を受けることができます。

2.セカンドオピニオンの病院を探す:乳腺外来があり、乳腺専門医が在籍している病院を探しましょう。セカンドオピニオン外来がある病院もあります。

3.受診予約:現在の担当医のいる病院から予約を入れてもらいましょう。

セカンドオピニオンは、自分の病気や治療法を納得して治療を選択するためにあります。遠慮せずに質問することが大切です。

セカンドオピニオンとは:病状を正しく理解、納得した上で治療を選択するために、別の病院の医師に相談して、客観的な立場から意見をもらうこと。

諦めずに進もう!

乳がんと診断され治療方針の選択を迫られることは、大きな負担でした。


それでも、ここで諦めてはいけないと自分に言い聞かせ、積極的に情報収集を始めました。正しい情報を得ることで、自分にとって最善の選択だできると信じたからです。

結果としてセカンドオピニオンを受けたことで視野が広がり、主治医とも出会え前向きに治療と向き合えるようになりました。

セカンドオピニオンは、治療の選択を納得して進めるためのとても大切な手段です。大変なこともありますが諦めずに行動することで、自分にとって最善の道が見つかるはずです。

この記事が少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。

セカンドオピニオンを受けてよかったよ!きゃんばぁば

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