【第24話】間質性肺炎で長期入院…ステロイド治療中の入院生活を少し楽にした4つの工夫

乳がん体験記

※この記事は、筆者自身の体験をもとに書いています。
病状や治療方針、入院期間には個人差があります。
医療的な判断は、必ず主治医にご相談ください。

私は2013年にトリプルネガティブ乳がんと告知され、術前抗がん剤、手術、放射線治療を経験しました。

けれど、その治療の途中で、放射線治療後に放射線性肺臓炎となり、入院することになったのです。

乳がんの治療だけでも不安でいっぱいだったのに、今度は肺の病気で入院。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

「やっとここまで頑張ってきたのに、また入院なの?」

と、先の見えない不安の中で過ごす入院生活は、体だけでなく心もしんどいものでした。

この記事では、同じように長期入院やステロイド治療に不安を感じている方に向けて、私が入院生活を少しでも心穏やかに過ごすために工夫したことをお伝えします。

乳がん治療後の思わぬ事態。放射線治療から始まった入院生活

医師から肺炎と入院について説明を受け、不安そうに話を聞く女性

「また入院なの?」と思った瞬間から、長い入院生活が始まりました。

乳がんの手術後、放射線治療を受けましたが、その後「放射線性肺臓炎」となり最初の入院を経験しました。

退院後も肺炎を繰り返す日々が続き、いろいろな検査を重ねた結果、最終的に「器質化性肺炎」と診断されました。(※この記事では私自身の診断名として「器質化性肺炎」と書いています)

ステロイド治療と、私の場合約20日間続いた入院生活

器質化性肺炎の治療として、私の場合は「ステロイドパルス療法」を受けることになりました。

これは短期間に多めのステロイド薬を点滴で投与し、一気に炎症を抑える治療です。

私が受けた治療では、まず3日間の点滴治療が行われました。

ステロイドの点滴治療を受けながら、長い入院生活を過ごす女性

点滴が終わればすぐ退院、というわけではありませんでした。

パルス療法が終わってもすぐに退院できるわけではありません。

その後も肺の状態や体調を確認しながら、ステロイドの量を少しずつ調整していく必要がありました。

薬の調整や体調の様子を見ながら慎重に進めるため、私の場合1回の入院が約20日間になることもありました。

治療だけでなく、長期入院で心がしんどかった理由

この長期入院でつらかったのは、治療そのものだけではありませんでした。

退院の見通しが立たず、病室の窓の外を見つめながら気持ちが沈んでいる女性

つらかったのは病気だけではなく、先の見えない時間そのものでした。

自由に外へ出られないこと、自分の好きなタイミングで動けないこと、退院の予定がはっきり見えないこと。

「いつまで続くのかな」「本当に良くなっているのかな」と気持ちが沈む日もあり、そうした小さな我慢が少しずつ心にたまっていったのです。

【本題】ステロイド治療中の長期入院を少し楽にした4つの工夫

長期入院中に実践した4つの工夫を、準個室、スキンケア、勉強、入院セットの4場面で描いた4コマ漫画

「ただ耐えるだけ」ではなく、自分なりの工夫で心を守っていました。

何度か入院を経験する中で、「ただ退院を待つだけではなく、この時間を少しでも自分らしく過ごせないかな」と思うようになりました。

そこで取り入れた4つの工夫をご紹介します。

工夫1. 思い切って「準個室」を選ぶ(ストレスの軽減)

準個室で周囲との距離感を保ちながら、落ち着いて過ごしている女性

自分に合う病室を選べたことが、入院中のストレス軽減につながりました。

できるだけ過ごしやすい環境を作るために、私は準個室を選びました。

個室より安く、大部屋よりプライバシーが確保できる私のお気に入りの部屋でした。

カーテンを閉めれば個室のようになり、必要なときは他の患者さんたちとお話しして気分転換ができるため、自分に合う病室を選べたことで入院中のストレスが少し軽くなりました。

工夫2. お気に入りの「スキンケア」で自分を労わる

病室でスキンケアをしながら、自分をいたわる時間を過ごしている女性

肌を整える時間が、気持ちを整える時間にもなっていました。

入院中はとにかく時間がたっぷりあります。

毎日が治療中心になる中で、化粧水やパックでお肌を整えたり、ボディケアやネイルケアをしたりする時間を「自分を労わる時間」にしました。

自分をケアして清潔に整えるだけで、気持ちまでスッキリして、少し前向きに保つことができました。

工夫3. 体調が良い時間は「勉強」にあてる

病室にいるとどうしても時間が止まったように感じ、

きゃんばぁば
きゃんばぁば

「私は今、何もできていないのではないか」

と焦ることもありました。

そこで、何か新しいことに挑戦しようと思い、パソコンを持ち込んでWordやExcelの資格の勉強を始めました。

入院中、病室でノートパソコンを開いて資格の勉強に取り組む女性

勉強している時間だけは、「少しずつ前に進めている」と感じられました。

勉強している時間だけは「少しずつでも前に進んでいる」と思えて、合格できた時は自分の成長を感じる時間になりました。

工夫4. 快適な「入院セット」を準備しておく

急な入院に備えて、キャリーケースに入院セットをまとめて準備している女性

「いつ入院になっても大丈夫」と思えるだけで、気持ちに少し余裕ができました。

いつ入院になっても慌てないように、洗面用具やスキンケア用品、着替え、充電器などをキャリーケースにまとめておきました。

これがあるだけで「いつ入院になっても大丈夫」という安心感が生まれ、急な入院でも気持ちに少し余裕ができました。

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補足:お金の不安と、私の場合に助けられた保険給付の話

保険の書類やメモを確認しながら、費用面の不安が少し和らいだ女性

費用の不安が少し軽くなったことで、治療に向き合う気持ちも保ちやすくなりました。

長期入院や通院が続くと、どうしても気になるのがお金のことです。

乳がん治療でかなりお金を使っていたので不安になりましたが、私の場合は、加入していたがん保険から給付金を受け取ることができました。

保険が適用されたおかげで、費用の心配を減らして治療に専念できました。

ただし、保険金の給付条件は契約内容や保険会社によって全く異なります。

気になる方はご自身の保険証券や特約内容をしっかり確認しておくことをおすすめします。

まとめ:長期入院中は「無理に前向きにならなくていい」

長期の入院生活は、自由が制限されてストレスが溜まり、気持ちが沈んでしまう日もあります。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

そんなとき、無理に前向きにならなくても大丈夫です。

何もできずに休む日があってもいいし、私も毎日強くいられたわけではありません。

今日一日を少しでも穏やかに過ごすために、自分に合う小さな工夫を見つけていくことが大切だと感じました。

この記事が、同じように不安を感じている方の少しでも参考になれば嬉しいです。

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乳がんの経験や、夫の闘病を支えながら感じた日々の想いを発信しています。

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この記事を書いた人きゃんばぁば|乳がんサバイバー/家族の闘病サポーター

乳がんを経験し完治。妹の膵がんや夫の食道がんを家族として支えた実体験をもとに、「患者と家族の視点」で記事を書いています。

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※本記事は、筆者自身の体験と調査をもとにまとめたものです。

医療に関する内容は一般的な情報であり、すべての方に当てはまるとは限りません。

治療方針やお薬の使用については、必ず主治医などの専門医にご相談ください。

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