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はじめに|入院準備、荷物の多さに不安を感じていませんか?
第22話では、放射線治療後に咳が続き、放射線肺臓炎と向き合うことになった頃のことを書きました。
乳がん治療中は、手術や治療のために、入院が必要になる場面が何度かありました。
その後、肺の症状で長く入院したこともあります。
入院が決まると、治療や検査への不安だけでなく、「何を持っていけばいいのだろう」「足りなかったらどうしよう」「でも、荷物が多すぎても困るな……」と、荷物の準備にも悩むものです。

入院準備では、治療への不安に加えて「荷物をどうするか」も大きな悩みになりました。
私も最初の頃は、必要なものがよくわからず、つい荷物が増えてしまいました。
この記事では、私が何度か入院を経験する中で「これは本当に助かった」と感じたものと、負担を減らす荷物のまとめ方についてお話しします。
【期間別】乳がん入院で準備した持ち物リストと荷物量の現実
短期入院だからといって、荷物が少ないとは限りません。
着替えや洗面用品など、ひとつひとつは小さなものでも、まとめてみると意外とかさばるのが現実です。
ここでは、私が実際に準備していた持ち物を期間別にまとめました。

入院期間が長くなるほど、日用品や気分転換のための持ち物も増えていきます。
※持ち物は病院から渡される入院案内を最優先にし、この記事は不足しやすいものを考える参考として見てくださいね。
短期入院で準備しておきたい基本の持ち物
できるだけ荷物をコンパクトにまとめることを意識して、以下のものを準備していました。
手続き・お薬に関係するもの
- マイナ保険証・資格確認書などの保険確認に必要なもの
- 診察券
- 入院に必要な書類
- お薬手帳
- 現在飲んでいる薬と説明書
日用品・衣類
- 着替え
- 下着
- 前あきのパジャマ
- 洗面用品
- スキンケア用品
- タオル
- スリッパ
前あきのパジャマは、診察や検査のときに胸まわりを見せやすく、術後などで腕を上げにくいときも着替えやすいので安心です。
スマホまわりのもの
- スマホ
- 充電器
- モバイルバッテリー
- イヤホン
- 必要に応じてタブレット
あると便利だったもの
- マスク
- 除菌シート
- 小さめのバッグ
- 現金
- スマホ決済
小さめのバッグは、売店に行くときや検査に呼ばれたときに便利でした。
財布やスマホを入れてベッド周りに置いておくと使いやすかったです。

よく使うものを小さなバッグにまとめておくと、病室でも動きやすくなりました。
長期入院で追加したい衣類・日用品・ケア用品
長期入院になると、短期入院の持ち物にプラスして、病室で少しでも落ち着いて過ごすためのアイテムが必要になります。
追加で準備したもの
- 羽織れるカーディガンや上着
- お風呂グッズ
- メガネや老眼鏡
- 筆記用具
- 小さなノート
- 爪切り・綿棒・小さな鏡
- 帽子やヘアケア用品
- 洗濯物を入れる袋
- 小物をまとめるポーチ
病院の洗濯機を使えるのか、家族に持ち帰ってもらえるのか、パジャマやタオルのレンタルを利用できるのかによって、必要な着替えの枚数は変わります。
私の場合は、荷物を増やしすぎないようにしながらも、着替えや羽織れるものは少し余裕を持って準備していました。

長期入院では、治療の持ち物だけでなく、日々を過ごすための小物も支えになりました。
不安な気持ちを落ち着かせてくれた「自分らしさ」のアイテム
長期入院では、スマホやタブレットが気分転換になりました。
ワイヤレスイヤホンがあると、同室の方に配慮しながら動画や音楽を楽しむことができます。

そして、私にとって欠かせなかったのがスキンケア用品でした。
入院中は、治療や検査で気持ちが落ち込む日もあります。
そんな中で、顔を洗って化粧水をつけたり、ハンドクリームを塗ったりする時間は、少しだけ「いつもの自分」を取り戻せる時間でもありました。

小さなケアの時間が、入院中の気持ちをそっと支えてくれることもあります。
大げさなものではなくても、自分が落ち着けるものをひとつ持っていくと、入院生活の中で小さな支えになります。
たくさんの荷物、どう運ぶ? 手提げとキャリーケースの判断基準
短い入院でも、実際に準備してみると持ち物は意外と多くなります。
これだけの荷物を体調が万全ではない中でどう運ぶかは悩ましい問題です。
すべての方にキャリーケースが必要というわけではありませんので、ご自身の状況に合わせた運び方の判断基準をお伝えします。

入院期間や付き添いの有無によって、無理のない運び方は変わります。
付き添いがある短期入院なら手提げで足りる場合も
入院期間が短く、パジャマやタオルのレンタルを利用できる場合は、必要最低限の手提げバッグで足りることもあります。
また、ご家族のサポートがあり、重い荷物を持ってもらえる状況であれば、大きめのバッグでも十分に対応できます。
一人で移動する・荷物が多いならキャリーケースが安心
治療や検査で疲れやすい時期は、荷物を持つだけでも負担になります。
また、無理に肩掛けバッグを使って、腕や胸まわりに負担がかかるのも避けたいところです。
一人で移動する場合や、体力に不安があるときほど、持ち上げ続ける「持つ」負担がなく、「転がせる」キャリーケースのありがたさを感じます。

荷物を持ち上げ続けなくていいだけで、移動の負担はずいぶん変わりました。
退院時の荷物増えも見越しておくと安心
入院中は、病院からの書類や処方された薬、家族が持ってきてくれたものなどで、帰るときに荷物が増えることがあります。
行きはきれいに入っていた荷物も、退院時には思ったよりかさばることがあるため、荷物をまとめる場所に余裕を持たせておくと安心です。

退院時は、行きより荷物が増えることもあるため、少し余裕を残しておくと安心です。
入院生活で実感したキャリーケースの活用法と助かった場面
旅行や出張で使うイメージが強いキャリーケースですが、入院生活で使ってみると、荷物をひとつにまとめやすく、移動や病室での整理も楽になりました。
実際に使ってみて助かった具体的な場面と工夫をご紹介します。
フロントポケットは、書類や小物を出し入れしやすくて便利でした
入院中は、お薬手帳や病院でもらった書類、充電器、ハンドクリームなど、頻繁に取り出したいものが意外と多くあります。
これらをフロントポケットに入れておくと、全体を大きく開けなくても立てたままサッと取り出せるので、本当に助かりました。

よく使うものを前面に入れておくと、病室でも慌てずに取り出せました。
病室では、立てたまま使えて荷物を広げすぎない工夫が助かりました
病室にはロッカーや収納スペースがありますが、思っていたほど広くないこともあります。
同室の方に気を使う場面では、床に大きく荷物を広げにくいものです。
毎日使うものだけ小さなバッグやポーチに移しておき、使わないときは立てて置いておく工夫をすれば、ベッド周りが散らからず、病室をすっきり使うことができました。

限られた病室では、必要なものだけ手元に出す工夫が過ごしやすさにつながりました。
退院時に荷物が増えても、まとめて運びやすい安心感がありました
退院の日に思ったより荷物がかさばってしまっても、キャリーケースというまとめる場所が決まっていると慌てずに済みました。
帰りに荷物が増えることを考えて、最初から詰め込みすぎないようにしておくのがコツです。

帰る日の荷物まで考えておくと、退院時の慌ただしさも少し減らせます。
キャスターが静かなものは、移動時も周りに配慮しやすい
病院の廊下は音が響きやすいこともあります。
本体が軽くてキャスターが静かに動くものだと、移動の負担が少ないだけでなく、深夜や早朝の移動でも周りに気を使いやすいと感じました。

病院では、移動のしやすさだけでなく音への配慮も大切だと感じました。
入院準備で助かったキャリーケースの特徴
私が入院準備で助かったと感じたのは、フロントポケットがあり、軽くて動かしやすく、病室でも荷物を広げすぎずに使えるタイプでした。
入院用に選ぶなら、「軽さ」「動かしやすさ」「フロントポケット」「病室で広げすぎずに使えるサイズ感」を見ておくと安心です。
私が入院準備で便利だと感じた機能に近いタイプとして、最近、家族用に購入したキャリーケースも参考に載せておきます。

フロントポケット付きで、荷物を整理しやすいタイプのキャリーケースです。入院準備で同じような機能を探すときの参考になればうれしいです。
入院準備で使いやすいキャリーケースを探す
フロントポケット付き・軽量タイプ・静音キャスターなど、ご自身の入院期間や荷物量に合うものを確認してみてください。
※サイズや重さ、病院での保管場所は、ご自身の入院期間や病院の設備に合わせて確認してくださいね。
乳がんの入院準備とキャリーケースに関するよくある質問
キャリーケースでの入院準備について、不安に感じやすいポイントをまとめました。

迷いやすいポイントを先に整理しておくと、自分に合う準備が見えやすくなります。
- Q. 短期入院でもキャリーケースは必要ですか?
- 必ずしも必要ではありません。
- パジャマやタオルのレンタルを利用したり、ご家族に洗濯物を頼めたりする場合は、荷物が少なくなるため手提げバッグでも対応できます。
- ご自身の体力や付き添いの状況に合わせて選んでみてください。
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- Q. 病室ではキャリーケースは邪魔になりませんか?
- 病室の広さや病院の持ち込みルールによるため、心配な場合は事前に確認すると安心です。
- 置き場所に困らないよう、大きすぎないサイズを選ぶのもポイントです。
- また、よく使うものはポーチに分けておき、キャリーケースを床に広げっぱなしにしない工夫をすると、限られたスペースでもすっきり過ごせます。
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- Q. 持ち物はどのくらいまで減らせばいいですか?
- 最初から全部を持っていこうとすると、荷物がどんどん増えてしまいます。
- 「病院で借りられるものは借りる」「現地で買えるものは買う」「どうしても必要なものだけ持っていく」と割り切るだけでも、入院当日の荷物は少し軽くなります。
さいごに|荷物を整えることは、心と体を守る準備
入院生活は、治療や検査への不安、体調の変化など、心も体も疲れやすい時間です。
だからこそ、荷物のことで余計に疲れないように、自分が少しでも楽に過ごせる準備をしておくことは大切だと思います。
必要なものがひとつにまとまっている。移動の負担が少し軽くなる。
そんな小さなことが、入院生活の安心につながりました。

できる準備をしておくことは、入院前の心を少し守ってくれるものでもありました。
これから入院を控えている方が、必要なものを上手に選びながら、自分に合った形で少しでも落ち着いて過ごせますように。
この時の準備の経験が、その後の入院生活を考えるきっかけにもなりました
荷物を整えておくことは、体だけでなく心を守る準備でもありました。
この時の経験は、その後の入院生活を考えるきっかけにもなりました。
次回は、思いがけず長くなった入院生活について書いていきます。


