「手帳なんて今の時代に必要?」と思う方もいるかもしれません。実は私も乳がんになるまでは手帳は使っていたものの、あまり活用できていませんでした。
「乳がん告知」を受けたことをきっかけに、治療計画や家計管理、家族の予定、そして自分の気持ちの整理まで、1冊の手帳にまとめるようになりました。
当時はスマートフォンのアプリも今ほど便利ではなかったし、私自身もあまり使いこなせていなかったため、自然と手帳に書くことが習慣になりました。
この記事では、そんな手帳がどれほど私の闘病生活を支えてくれたのか、その具体的な活用法をご紹介します。
ぜひ最後まで読んでいただき少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
心を整えるために始めた手帳習慣
「乳がん告知」を受けたとき辛い気持ちを抱えながら、主治医に聞ききたいことや病気についての説明を手帳に書き始めました。不安な日々でしたが、治療のことを手帳にまとめるうちに心が少しずつ落ち着いてきたのです。
日々の思いや感情を書き出すことで、自分の心と向き合う時間が持て、不安やストレスを軽減されました。その結果、前向きな気持ちを取り戻すことができたのです。
また診察室でスマートフォン見ることは難しいですが、手帳を使えば質問を書き留めたり、主治医の説明をその場でメモすることができ安心感が得られました。
闘病中の手帳活用のメリット
記録が残せる安心感
闘病中や経過観察中は治療や病状、検査日などを記録することで、後から見返して状況を把握しやすくなります。
特に主治医へ質問したいこと、豆知識、心が救われた言葉などを書いておくと心が辛い時に読み返して、力をもらえることもあります。
副作用の記録が主治医との連携に役だつ
体調や気分の変化を日記形式で記録しておくと、主治医へ報告がしやすくなり治療についての相談もスムーズです。
また後で書き足すことができることも手帳のメリットの一つです。
家計管理の安心感
治療中は、医療費や薬代、交通費の記録、雑費など手帳にまとめておくと、保険の請求や医療費控除の手続きに役立ちます。
家計簿も別でつけることが難しい場合は、手帳を兼用することでスムーズにお金の流れが管理でき治療中の経済的な不安を軽減できます。
特に乳がんは治療が長期にわたる場合があるため、記録を次の年の参考にすることができます。
お金の管理は治療を安心して受けるために大切
治療中は「使途不明金」が意外に出やすいため、どんなことにお金を使っているのか?無駄使いはないか?を知っておくことは重要です。
また、公的医療保険制度も調べ、自分が利用できる補助や制度を手帳に記録しておくと役立ちます。
治療中はこれまでと同じペースで仕事をすることが難しくなることもあります。
そのため経済的な不安を軽減し、治療に専念できるよう自分自身でしっかりお金を管理することが大切です。
手帳活用アイデア
1.スケジュール管理
通院日や検査の予定や服薬時間などを記録し、家族の予定も一緒に書いておくと便利です。
2.体調の記録
その日の体調や気分、副作用の変化などを簡単にメモします。「不安」「少し元気」など感覚的な言葉OKです。
4.治療に関するメモ
主治医への質問や治療の説明、気になる情報などを書き留めておくと安心です。
5.家計管理
治療費や交通費を記録し、保険や医療費控除の請求に備えます。
6.気持ちの整理
日々の思いや感情を書き出すことで、不安やストレスが軽減できます。子供との会話で気になったことや希望なども書いておくと良いです。
7.家族の記録
学校行事や記念日、家族へお願いごとなども書き留めておくと、家族の健康管理やスケジュールがスムーズになり、絆も深まります。
手帳のカスタマイズと選び方
自分らしくカスタマイズして楽しく使いましょう。
- 色分け:ペンのカラーを使い分けて整理する
- 付箋やシール:重要な情報を目立たせる
- ポケット利用:領収書やメモを保管。
手帳は単なる記録帳ではなく、生活を整理し、心を支えるパートナーです。まずは気楽に始めてみましょう。
手帳を続けるコツ
- 毎日少しずつ書く習慣をつける
- 自分のペースで続ける
手帳をうまく活用して、自分らしい日々を作りあげていきましょう。
手帳を書くと得られるメリット
1.目標が明確に
やりたいことや目標を書き出すと、何をするべきかはっきりします。
2.スケジュール管理が上達
予定を記録しておくと時間を効率的に使えます。
3.気持ちがスッキリ
悩みやタスクを書くだけで心が軽くなります。
4.振り返りができる
過去の記録から進歩や成長を実感できます。
5.ポジティブ思考に
毎日感謝したこと楽しかったことを記録すると幸せを感じやすくなります。
手帳は心のパートナー
手帳は単なる記録帳ではなく生活を整理し心を支える大切な存在です。
自己実現や家族との絆を深めるためにも、まずは気楽に始めてみましょう。記録を残すだけでなく大切な思い出を刻んでいくこともできます。
闘病中はどうしても自分のことで精一杯になりがちですが、家族の記録や気になる言葉、悩みを共有することができ絆を深めるきっかけにもなります。
また、手帳はデジタルツールに比べて柔軟性が高く、書くことで記憶にも残りやすいという特徴があります。特に闘病中の不安定な状況では、心の拠り所になり、生活をしっかり支えること間違いなしです。
手帳は心のよりどころ!きゃんばぁば