【第44話】同じ病気だから分かり合える:がん患者の心を支える仲間たち

治療開始・抗がん剤

患者会との出会い

きゃんばぁば
きゃんばぁば

乳がん治療を始める前に、がんに勝つためには学ぶことが大切だと考えて、情報をたくさんインプットばかりしていました。でもそのうち心が重くなっていったんです。

周りに、がんになった人がいなかったので、誰かと話せる場所が必要だと感じていました。

そんな中 病院の待合室で偶然「患者会」のポスターを見つけたんです。

「いつでも気軽にお越しください」と書いてあって、もしかしたらここへ行けば私の「心の声」を聞いてもらえるかも知れないと思いました。

そして連絡をとって参加する日を決めました。

患者会のポスターのイラスト

見つけたポスター

初めての患者会で

きゃんばぁば
きゃんばぁば

そして、いよいよ患者会に参加する日がやってきました。

患者会のドアを開けると、中から楽しそうな笑い声が聞こえてきて少し安心しました。思い切って声をかけ挨拶をすると、メンバーの方全員が温かく迎えてくれました。

会が始まると一人ずつ、自分のがんについて現在の状況や思いを話していきました。

乳がんのタイプやステージ、それぞれの主治医について説明した後、初めて参加した私に「不安なこと病気のことなんでもいいから話してね」と優しい言葉をかけてもらいました。

乳がん経験者に話を聞いてもらえた感動

きゃんばぁば
きゃんばぁば

私は勇気を出して自分の乳がんについて話し始めました。タイプは「トリプルネガティブ乳がん」であること「ステージは2A」 「主治医はM先生」で治療法は「術前抗がん剤パクリタキセル」から投与することが決まっていることを全て話しました。

その後、治療について不安だったことを質問しました。

「抗がん剤が効かなければどうしよう 」
「抗がん剤の副作用が怖い 」
「主治医との接し方がわからない 」

皆さんは嫌な顔ひとつせず、あいづちを打ちながら最後まで話を聞いてくれました。その雰囲気だけで心が軽くなったように感じました。

患者会のメンバーたちのイラスト

とにかく明るい患者会の人たち

私の質問に対する優しい回答

きゃんばぁば
きゃんばぁば

患者会で不安が解消されたので、その時にかけてもらった言葉を紹介しますね。

1.抗がん剤が効かなければどうしよう
A「ここにいるみんなは抗がん剤が効いた人もいれば、効かなかったけれど10年20年がんと共存している人もいるよ。だから…あまり先のことは考えず、まずは目の前の治療をひとつずつ乗り越えていこうね。」と心のこもった言葉を聞いて私の気持ちは少し楽になりました。
そして「私もトリプルネガティブ乳がんだけど生きてるよ」と励ましてくれたことも、大きな心の支えになりました。
2.副作用についての不安
A「脱毛や味覚障害など色々な副作用があるけれど、今は辛い副作用を我慢しなくていい時代だよ。主治医や担当看護師さんに相談すれば、薬の処方や対処法もサポートしてくれるから心配しなくて大丈夫」
そう教えてもらい私は少し笑顔になりました。
3.主治医との接し方
A「まずは先生の話をよく聞いてから、不安なことや疑問があれば質問してみて。きっと丁寧に答えてくれるはずだから、信じて一緒に治療するイメージを持つことが大事だよ」と教えてもらいました。

患者会に参加したことで聞けた言葉

 

きゃんばぁば
きゃんばぁば

こうして不安でいっぱいだった私の心は「治療を頑張ろう」という前向きな気持ちへと変わっていきました。

 

あの時かけてもらった数々の励ましの言葉は、私にとってまるで神様の言葉のように感じられました。

そして私の一番聞きたかった言葉「わかるよ!」と患者会の皆さんが声を揃えて言ってくれました。その一言で、私は大きな元気をもらうことができたのです。

繋がる人たちのイラスト

同じ病気の仲間は大事!

がん患者同士でしかわかり合えない理由

1.同じ経験をしているから
がんと診断された時のショックや治療中の辛さって、実際に体験した人にしかわからない部分があるんです。「私も同じ気持ちだった」と言ってもらえるとそれだけで安心できるんです。
2.治療の大変さを理解しているから
抗がん剤や手術などの治療は、体に大きな負担をかけます。副作用で髪が抜けたり、体力が落ちたりする経験も同じ治療を受けた人にしか理解できないことがあるんです。
3.がんと向き合う不安を知っているから
がんになると「これからどうなるんだろう」「命は大丈夫かな」と不安になるのです。この気持ちは同じ病気と向き合った人でないとなかなか共有できないんです。
4.安心して話せるから
周りの人に病気のことを話しても「大丈だよ」「頑張っって」と言われることがありますが、そう言われると「この気持ちはわかってもらえないんだな」と感じてしまうことがあります。 がん患者同士なら何も言わなくても気持ちをわかってくれるので安心です。
5.希望をもらえるから
同じ病気の人が「私も治療を乗り越えたよ」と教えてくれると、それだけで「自分も頑張ろう」と思えるんです。同じ経験をした人だからこそ、励ましの力が強いんですね。

同じ病気の人と繋がろう

きゃんばぁば
きゃんばぁば

私は2013年7月から乳がん治療を始め、不安な日々を過ごしていました。そんな時「患者会」の方たちと出会い元気をもらいました。

患者会のメンバーは本当に温かく迎え入れてくれて、私の不安や疑問を真剣に聞いてくれました。

同じ経験を持つ仲間から「ひとつずつ治療を乗り越えよう」「私も生きているから大丈夫」っていう励ましの言葉をもらって私の心が軽くなったんです。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

そして何よりも聞きたかった言葉「わかるよ!」 という一言。それが本当に力になりました。

その時、私は思ったんです。いつか自分も誰かに、こんな風に力を与えられる日がくるといいなって。

もし、あなたが今一人で悩んでいるなら 同じ病気と闘っている人と繋がってみてください。きっと希望の光が見えてくるはずです。

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第45話はこちらから↓

仲間は大事!きゃんばぁば

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