乳がん経験して食生活を見直した理由

乳がんと診断されたとき、体のこと、心のこと、生活のことをすべて見直さなければと思いました。
治療を受けながら強く感じたのは「これからは自分の体を自分で守る生き方をしたい」
という気持ちです。
中でも、特に意識が変わったのは「食事」でした。
体を作るのは日々の食べもの。

素朴な和食が、いちばん落ち着く時間。 体にやさしい食卓を、少しずつ続けています。
だから、食生活を整えることは、再発予防や体調維持に欠かせないと感じました。
「私が「オメガ3脂肪酸」を取り入れるようになった理由
治療後に情報を集める中で
「オメガ3には炎症を抑える働きがある」という研究を知りました。

そのとき、ふと思ったんです。
「薬ではなく、日々の食事で体を整えられるかもしれない」
そう感じて、毎日の食事に少しずつ取り入れるようになりました。
オメガ3脂肪酸とは?体にいい理由
オメガ脂肪酸は「体に良い油」と知られる、必須脂肪酸の一種です。
体内で作ることができないため、食事から摂取する必要があります。
| 成分名 | 特徴 | 主な食品例 |
| EPA(エイコサペンタエン酸) | 炎症を抑える働き | サバ・イワシ・サンマなどの青魚 |
| DHA(ドコサヘキサエン酸) | 脳・神経・血流の健康維持 | 青魚全般・鮭など |
| α-リノレン酸 | 植物由来のオメガ3 | 亜麻仁油・えごま油・ チアシードなど |
国立がん研究センター「がん情報サービス」などでも、
脂肪酸のバランスを意識した食事が、健康維持に役立つと紹介されています。
(※治療効果を保証するものではありません)
毎日の食事に無理なく取り入れる工夫

特別なことはしていません。
日常の中で「少し意識を変えるだけ」で無理なく続けられます。
忙しい日は、サバ缶やツナ缶活用。パスタやサラダのも使えます。
2.サラダや豆腐に亜麻仁油やエゴマ油を生でひとさじ。
加熱に弱いので、仕上げにかけるのがポイント。
3.納豆やお漬物にかける。
発酵食品+オメガ3で腸もから整う感覚を感じます。
4.オイルは使い分ける。
加熱用はオリーブオイル。仕上げに亜麻仁油やエゴマ油を少量プラス。

お漬物に、亜麻仁オイルを加えて。 毎日の食卓が、少しだけ健やかになります。
オメガ3脂肪酸を「生で摂る」ことが大切な理由
えごま油や亜麻仁油に含まれるオメガ3脂肪酸は、熱に弱い成分です。
私がこのオイルを選んだのは、
国内で丁寧につくられていて、クセがなくすっきりとした味わいが気に入っているからです。
私がこのえごま油を選んだのは、有機栽培のえごまを使用し、酸化を防ぐフレッシュキープボトルが採用されている点に惹かれたからです。
生活の見直しで気づいた心と体の変化
経過観察の期間中、食事を見直したことで、
心も体も少しずつ安定していくのを感じました。
そして、2024年無事に「乳がん完治」の報告を受けることができました。
食事の力を改めて実感しています。
日々の食事は、私の体を支えてくれる小さな味方。

がんという経験は私にとって大きな転機でした。
食べることの大切さを、あらためて実感しています。
よくある質問(Q&A)
A. 私の場合は、できるだけ自然に近い食材を選び、油の種類を意識して摂るようにしました。
特にオメガ3脂肪酸を含む青魚や、えごま油・亜麻仁油を“生で”取り入れるようにしています。
Q2. 亜麻仁油やえごま油は、どのくらいの量を摂るのが良いですか?
A. 体質や食事バランスにもよりますが、私は1日小さじ1杯を目安にしています。
サラダやお漬物にかけたり、豆腐に添えたりと、無理なく続けられる方法を選んでいます。
A. 摂れますが、私はまず食事から摂ることを大切にしています。
サプリを使う場合は、医師や薬剤師に相談してから始めるようにしています。
さいごに🌸

乳がんという経験を通して、
私は「自分を大切にする生き方」を学びました。
えごま油や亜麻仁油を取り入れたり、青魚を意識して食べたり。
特別なことではないけれど、そんな小さな習慣の積み重ねが、
「心の安心」や「再発への不安を減らす力」につながっています。
続きの記事第51話はこちらから↓
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乳がんの経験や、夫の闘病を支えながら感じた日々の想いを発信しています。
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きゃんばぁば|乳がんサバイバー/家族の闘病サポーター
乳がんを経験し、現在は完治。
妹の膵がん、そして夫の食道がんを家族として支えた実体験をもとに、
「患者と家族、両方の視点」から記事を執筆しています。
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