【第50話】乳がん治療後、再発が怖くて続けたオメガ3|必死だったあの頃と今の私

乳がん体験記

※本記事にはアフィリエイトリンク(PR)を含みます。

※この記事は、私自身が乳がんの治療後に食生活を見直した体験をもとに書いています。

※オメガ3脂肪酸を含む食品によって、乳がんの治療や再発予防ができるというものではありません。

食事やサプリメントについて気になることがある場合は、主治医や管理栄養士、薬剤師などにご相談ください。

乳がんの治療が終わったあとも、私は再発するのが怖かったです。

自分にできることがあるなら、何でもやってみようと思っていました。

その中で長く続けたのが、オメガ3脂肪酸です。

サプリメントではなく、亜麻仁油やえごま油を食事にかけて取り入れていました。

今回は、再発が怖くて必死だった頃に、私がどのようにオメガ3を取り入れていたのか、そして経過観察が終わった今のことを書きたいと思います。

「まずは3年」と思っていた頃、私が変えていったこと

治療をひと通り終えたあと、私は主治医から、トリプルネガティブ乳がんは治療後の比較的早い時期の再発に注意して経過をみていく必要がある、という説明を受けました。

まずは3年。

「まずは3年」という言葉は、しばらく頭に残っていました。

この頃の経過観察については、第40話に詳しく書いています。

その頃、私はこんなことを考えていました。

乳がんになったのは、生活習慣にも何か問題があったのではないか。

答えが出ることではないと分かっていても、つい考えてしまいました。

最初に減らしたのが、お酒でした。少しずつ量を減らして、最終的には飲むのをやめました。

外食やファーストフードも、体にはあまり良くないのではと感じて、以前より控えるようになりました。

そのうちに、食生活についての本を読むようになりました。

そこで知ったもののひとつが、オメガ3脂肪酸です。

乳がん治療後、再発への不安からお酒や外食を見直し、食生活について調べ始める女性の4コマ

治療が終わってから、私は毎日の暮らしを一つずつ見直していきました。

サプリではなく、食事から取り入れたいと思いました

体に良さそうだと思いました。

ただ、サプリメントに頼るよりも、できるなら普段の食事から取り入れたい。そう考えて、亜麻仁油やえごま油を使い始めました。

最初の頃は、サラダやお漬物、お味噌汁などに入れていました。

自宅の食卓でサラダに亜麻仁油やえごま油をかける50代女性

特別な料理ではなく、いつもの食卓に少し加えるところから始めました。

かけ忘れた日は、スプーンでそのまま飲んでいました

始めたばかりの頃は、まだ毎日の習慣になっていなかったので、かけ忘れることもありました。

そんな日は、スプーンにとってそのまま飲んでいました。

おいしいとは思いませんでした。

それでも、「再発しないために、毎日きちんと取らなくては」という気持ちのほうが強かったです。

食事に油をかけ忘れ、キッチンでスプーンからそのまま亜麻仁油を飲む女性

味よりも、毎日続けることを優先していた頃でした。

今振り返ると、「そこまでして飲んでいたんだな」と思います。

それくらい当時の私は、再発しないために自分でできることは何でもやろうと必死でした。

そもそもオメガ3脂肪酸とは

ここで、オメガ3脂肪酸についても簡単にまとめておきます。

オメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)には、α-リノレン酸、EPA、DHAなどがあります。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、年齢や性別ごとに目安量が設定されています。

  • α-リノレン酸:亜麻仁油、えごま油、くるみなど
  • EPA:いわし、さば、さんまなどの青魚
  • DHA:まぐろ、さば、さんまなどの魚
オメガ3脂肪酸のα-リノレン酸、EPA、DHAを多く含む食品を示したイラスト

オメガ3脂肪酸は一つではなく、種類によって多く含まれる食品も異なります。

私が使っていた亜麻仁油やえごま油は、このうちα-リノレン酸を多く含む植物油です。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

当時、私が使っていた亜麻仁油とえごま油

亜麻仁油やえごま油にも、さまざまな商品があります。

ここからは、当時の私が実際に使っていたものを書きます。

食卓に亜麻仁油とえごま油を置き、料理に使おうとしている女性

亜麻仁油とえごま油を、普段の食事に少しずつ取り入れていました。

当時使っていた亜麻仁油

使っていたのは、「日清オイリオ アマニ油 フレッシュキープボトル 320g」です。

毎日の食事に合わせやすく、すっきりした味で、使いやすかったことは覚えています。

正直なところ、香りや油っぽさがどうだったかまでは、もう覚えていません。

現在は別の商品を使っていますが、当時使っていた商品としてご紹介します。

 


当時使っていたえごま油

えごま油は、「日清オイリオ 有機食用えごま油(国内製造)フレッシュキープボトル」を使っていました。

これを選んだのは、有機のえごま油であることと、毎日の食事に取り入れやすそうだと感じたからです。

豆腐やサラダ、納豆などに少量かけて使っていました。

亜麻仁油との味や風味の違いは、当時、特に気にしていませんでした。
「再発しないために取らなくては」という思いのほうが強かったです。

おいしいから選ぶ、という感覚は、あのころの私にはありませんでした。

現在は別の商品を使っていますが、当時使っていた商品としてご紹介します。


2024年、経過観察が終わって思うこと

2024年、主治医による経過観察が終わりました。

私はその説明を、乳がんは完治した、という意味として受け止めています。

それから、以前ほど再発を気にしなくなりました。

今は以前ほど再発を気にしていないので、価格の安いものを選ぶようになりました。

使い方も変わりました。今は、主にサラダを食べるときに使っています。炒め物にはオリーブオイルを使うようにしています。

以前のように、「毎日必ず取らなくては」と思っているわけではありません。

乳がんのための特別な食品ではなく、毎日の食事で油を選ぶときの、ひとつの選択肢になりました。

治療後にスプーンで油を飲んでいた頃と、現在サラダに無理なく取り入れている様子の比較イラスト

同じ油でも、向き合い方は10年の間にずいぶん変わりました。

ただ、これだけは書いておきたいことがあります。

私は、オメガ3を続けていたから再発しなかった、とは考えていません。

それでも、あのころ食生活を見直したことに、意味がなかったとは思っていません。

病気を経験したあと、自分の体を以前より大切にするようになった。その一つの変化だったのだと思います。

治療後の食事とオイルについてのQ&A

Q. 乳がんの治療後、食事で気をつけることはありますか。

A. 国立がん研究センター「がん情報サービス」の乳がん療養のページでは、乳がんの再発の危険性を高める食品などはないこと、一方で肥満は再発のリスクを高めるといわれていることが説明されています。そのうえで、健康的な食生活と適度な運動を続け、肥満を避けるよう案内されています。

私の場合は、お酒をやめ、外食を減らし、亜麻仁油やえごま油を取り入れました。ただ、これはあくまで私が選んだことです。

気になることは、担当医や医療機関に相談してみてください。

乳がん治療後の食事について自宅で考え、医師に相談する女性の2コマ漫画

食事について迷ったときは、一人で答えを決めず相談することも大切です。

国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん 療養」

Q. 亜麻仁油やえごま油は、開封したあとどう保存していましたか。

A. 私は、開封したあとは冷蔵庫に入れていました。

保存の方法や開封後の期限は商品によって違いますので、実際に使うときは、お手持ちの商品の表示をご確認ください。


さいごに|おいしく食べられることも、大切にしています

おいしいと思わないものを、スプーンで飲んでいた時期がありました。

今は、体に良いかどうかだけでなく、おいしく食べられることも大切にしています。

あの頃は、再発しないために何でもやろうと必死でした。

でも今は、自分の体を意識しながら、無理なく続けていくことが、私にはちょうどいいと思っています。

経過観察終了後、自宅で普段の食事を穏やかに楽しむ女性

食卓の片隅にあるオイルも、今では特別なものではなくなりました。

ところで、あの頃、私がまず減らしたのはお酒でした。

乳がんとアルコールには、どんな関係があるのか。

次回は、そのことを書きます。

▼次回の記事

▼あわせて読みたい(乳がん体験記)

▼夫の闘病記

無料noteで全文公開しています。

夫の病気:集大成記事。40年連れ添った夫を見送って ステージ1から始まった8ヶ月の闘病と、私がたどり着いた「納得」という答え|きゃんばぁば
40年連れ添った夫を、2026年1月に見送りました。 今でも思い出すと、胸が締め付けられる出来事がいくつもあります。 けれど、夫が最後に残してくれた「ありがとう」という言葉が、 私の後悔も悲しみも、そっと包み込んでくれました。 だから私は、...

Instagramはこちら

乳がんの経験や、夫の闘病を支えながら感じた日々の想いを発信しています。

→ Instagram

この記事を書いた人
きゃんばぁば|乳がんサバイバー/家族の闘病サポーター
乳がんを経験し、2024年に主治医による経過観察が終了。妹のように大切にしていた義妹の膵がん、そして夫の食道がんを家族として支えた実体験をもとに、「患者と家族、両方の視点」から記事を執筆しています。

👉 詳しいプロフィールはこちら

※掲載している文章・画像の無断転載・使用はご遠慮ください。

タイトルとURLをコピーしました