憂うつな朝…結果聞くの怖いよ!抗がん剤の効果を伝えられた日

一回目の抗がん剤終了、結果を聞く日

最初の抗がん剤『パクリタキセル』は初回のみ入院治療を受け、残り11回は外来で治療しました。
そして12回の治療を終えて、いよいよ結果を聞く日がやってきました。

不安と期待が入り混じった気持ちで、主治医の診察室へ向かいました。


エコー検査の結果、がんは薄くなっていましたが、期待していたような大きな効果は見られませんでした。

この記事では初めの抗がん剤パクリタキセルの結果について綴っています。

目次

抗がん剤の効果は?乳がん治療の基本は全身療法: 結果聞くのが怖かった日

待合室で緊張した日、行きたくなかった病院 

パクリタキセル12回投与終了し、次の診察は結果を聞きに行く日でした。

でも朝からテンションが上がらず何だか嫌な予感がしていました。

待合室で過ごす時間がこんなに長く感じたのは、がんの告知を受けた日以来です。

そして診察室に入ると、M先生と少し会話を交わした後、エコーでがんの状態を確認してくださいました。「サイズは変化ありませんが、厚みが薄くなっています」と伝えられました。

私は「それってパクリタキセルがあまり効いていないということですか?」と先生に確認しました。

先生は「FECをしてから(次の抗がん剤)判定すしますので、頑張りましょう。」と励ましてくださいました。
でも私は抗がん剤の効果をもう少し期待していたためショックを受けました。

抗がん剤の結果を聞いて少し心配になった

乳がん治療はパクリタキセルが再発予防に有効だと聞いていたので、リンパから流れたかもしれないがん細胞には効いている可能性があると自分に言い聞かせました。

もう少し目にみえる効果を期待していたにので不安は残りました。

とはいえ効果が全くなかったわけではなく、少しでもがん細胞が小さくなったことを喜ぶべきだと気持ちを切り替える事ができました。

こうしてパクリタキセル投与の3ヶ月が終わりました。長く感じたヶ月でしたが、次の抗がん剤に期待して頑張るしかないと思いました。

主治医から聞いた術前抗がん剤の効果

「乳がんは全身病だから乳房を切除するだけでは治療になりません」と治療前に説明してもらいました。昔は薬物療法は手術の補助的なものだったそうです。

患者ごとに適した薬を選び、必要のない副作用に苦しむことのない治療を行う、つまり個別治療の時代に入り、改めて見直されたのが術前抗がん剤治療だと教えてもらいました。

乳房温存が期待できる効果もあり、私のような早期がんの場合にも術前抗がん剤が行われるようになりました。

初期治療の一番の目的は、目に見えない転移しているかもしれないがんに対して治療ができるというメリットがあると聞いています。

そして効果があれば、治療を頑張れるモチベーションになるのため、この治療法は素晴らしいと感じました。

術前抗がん剤を選んでよかった!乳がん治療の基本は全身療法

術前抗がん剤は、私たち患者にとって非常にとても良い治療法だと思いました。それは薬の効果を実感でき「次も頑張ろう」という気持ちになれるからです。

もし術後に抗がん剤をおこなっていたら、効果が目に見えなため治療を最後まで続けられたかどうかわかりません。

まだ次の抗がん剤治療が残っていたのですが、先生方や看護師さん薬剤師さんたちが、チームで支えてくださることを実感していたので、最後まで頑張れるはずとこの時は思えました。

*薬の効果と医療チームのサポートが私の力になりました。

ひとつ乗り越えた!きゃんばぁば

次は抗がん剤『FEC』 始まります。

 

 

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