天気のように変わる心〜泣いた日!抗がん剤の副作用で悲しかった毎日

パクリタキセル投与3ヶ月間

最初の抗がん剤『パクリタキセル』による辛い副作用は想像以上に辛く、特に脱毛はとても悲しくて涙を流してしまう事もありました。

がん治療による脱毛は辛い経験でしたが、一方で頭皮がきれいになったり、ウィッグも楽しめたりとよいところもありました。

そして味覚障害という副作用にも苦しみました。そんな術前抗がん剤の副作用の辛さや、前向きになるまでを綴っています。

乳がん治療やがん治療をされている方、そのご家族の方の参考になれば嬉しいです。

目次

術前抗がん剤、パクリタキセルの始まり

私の最初の治療は「パクリタキセル」という抗がん剤投与から始まり、全で12回投与が予定されていました。

1回目は入院での投与で、残り11回は外来の化学療法室で治療を受けることになりました。

パクリタキセルの副作用は、しびれや味覚障害、脱毛が主な副作用だと聞いていましたが、私の場合は味覚障害と脱毛が辛い副作用でした。


3回目の投与後から足に軽いしびれを感じ始め、髪も抜け始めました。同時に味覚にも異常を感じるようになりました。

主治医から副作用についての説明は事前に受けており、覚悟はできていましたが、実際に脱毛が始まると悲しさが込み上げ、毎日のように泣いていました。

先生からは「治療が終われば髪は生えてくる」励まされましたが、それでもとても辛い体験でした。

お風呂に入るのが嫌になるほど、髪の毛が抜ける辛さ

3回目の抗がん剤が終わる頃から、髪の毛が抜け始めました。

初めての副作用は脱毛で、辛かったのはお風呂に入った時でした。

シャンプーをすると沢山の毛が手に絡みつき、床は抜けた毛でいっぱいになりました。

そして一番悲しかったのは、その掃除をする瞬間でした。お風呂に入るのが嫌になる程辛い経験でした。

こんなに髪の量があったのかと驚くほどバサバサと抜けていきました。抗がん剤が始まる前にショートにしていたのに…とその時は思いました。

また朝起きた時にも髪が抜けて大変でしたので、ヘアーキャップをつけて眠るようにしていました。

脱毛が続く日々は辛かったですが、6回目の抗がん剤が終わる頃には、髪は完全に抜け落ち、眉毛や全身の毛もほぼなくなりました。

その頃には気持ちも吹っ切れて「意外に似合ってるかも?」と前向きに考えるようになりました。肌もツルツルになり、シミも消えたので、良いこともあるんだなと思えるようになっていきました。

活躍したウィッグ

その頃から用意しておいたウィッグが大活躍しました。そして気持ちがかなり前向きになり始めていきました。

最初はウィッグに抵抗がありましたが、髪が完全に抜け落ちると気持ちも切り替わりウィッグを楽しめるようになっていきました。

ウィッグをつけると若返った気持ちになり、コーディネートにも力を入れるようになり、毎日を穏やかな気持ちで過ごせるようになっていきました。

医療用とファッション用のウィッグを購入していたので、通院のときにどちらのウィッグをつけていこうかとワクワクした気持ちになり、鏡の前に立つことが嫌だったのに毎日鏡を見るようになりました。

そしてせっかく、うぶ毛が抜けて肌がきれいになったので、スキンケアにも力をるようになり、日常生活を楽むようになっていきました。
元々スキンケアは大好きで、乳がんになる前はとても力を注いでいたので、治療中の楽しみのひとつとなりました。

髪の毛が抜けたことで良かっつたことは頭皮がきれいになったことです。

味覚障害の辛さ!でも治療を続けるために食べないと…

抗がん剤投与3回目からの味覚障害が始まりました。」

お水苦が苦く感じたり、食感がおかしかったり、お味噌汁の味がわからなくなったりと「これが味覚障害なんだ」と初めての体験をしました。

そしてそれは突然やってきました。食事を作って味見をした時に匂いも味覚も感じにくくなっていたのです。

それ以来、料理の味見は家族に頼むようになり、私自身も食べれる量も食べれるものも変わっていきました。

でも抗がん剤を続けるためには何か食べなければならにので色々調べました。

そして下記の食べ物を中心に摂取するようにしました。

これなら食べれそうで栄養があると感じたものです。

  • スムージー 人参ジュース ビタミンジュース
  • 焼き芋 とうふ 野菜スープ
  • タンパク質入りおじや ショウガ湯
  • R-1(寝る前に必ず飲みました)乳酸菌がいいらしい

*この食事が抗がん剤の効果に影響するかどうかは不明です。

食べれられる時に食べ、3食にこだわらず少量でも良いから、いつでも口に運ぶようにしていました。

こうして食事を工夫したことが功を奏したのか、なんとか12回の抗がん剤治療を完走することができました。
(1度だけ白血球減少で治療を受けれませんでした)


味覚障害も辛く、食べられる食材や量も制限されましたが、工夫を重ねて少量ずつ摂取することで、乗り越えることができました。

脱毛は辛かった!きゃんばぁば

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