トリプルネガティブ乳がん治療終了 2014年6月〜のこと
完治は終わりではない!再発への不安と、生きる喜びそして新しい自分へ
がん治療を終えても再発の不安は尽きないですよね?私も同じように感じていました。
だからこそ自分でできる再発予防に、取り組むようにしていました。
そして毎日を少しでも快適に過ごせるように心がけています。
トリプルネガティブ乳がんは、他の乳がんより再発率が高い。でも、治療後2〜3年を乗り越えると再発率が大きく下がります。
ふたたび訪れた試練…勝利宣言はまだできない?再発への不安
2014年6月に治療終了後の検診の恐怖
放射線治療終了してから6ヶ月後、診察を受けることになりました。以降しばらくは3ヶ月に一度の診察と検診のみが続きます。
トリプルネガティブ乳がんは経過観察のみとなるため 診察内容は血液検査と触診が中心です。年に一度のマンモグラフィーに加え、必要に応じてエコー検査も行います。
主治医からは「トリプルネガティブは2年目から3年目の再発が多いので特に注意が必要です。」と説明を受けました。
抗がん剤でがんが消えても再発のリスクがあることに驚き、ここから10年間も乳がんと向き合いながら生活を送るのかと、とても悲しくなりました。
トリプルネガティブは他の乳がんより再発リスクが高いことが知られています。
私の場合、治療後の2〜3年を乗り超えれば、再発率が大きく下がるとの説明を受けました。
トリプルネガティブは乳がんは全体の約10%を占め、治療薬は抗がん剤のみでした。(10年前の治療)
主治医からは予後が良くないことも説明され、再発後に、抗がん剤が効かなくなれば、生存期間が他のタイプの乳がんより短くなる可能性があると聞かされました。
治療を一生懸命頑張ってきたのに、これからも再発の恐れを抱きながら生活しなければならない現実に心が重くなりました。
3年間、検診のたびに再発が見つかるのではないかと不安でたまらず、体に少しでも変化があるとすぐに再発を疑うよう日々が続きました。
再発とは:乳がんが発症した初期の段階で、体内のどこかに潜んでいるがんが後になって再び現れることを指します。
再発を防ぐために取り組んだこと
再発すると予後が不良であるため、私は再発を防ぐ方法について調べ、実際に以下のような対策を取りました。
- 十分な睡眠をとること
- 軽い運動を継続すること
- オーラルケアの徹底
- アルコールは控えること
- バランスの良い食事を満腹にならない程度に摂取すること
- ストレスを溜めないために好きなことをすること
*これらの対策が、乳がん予防の効果あったかは証明されていませんが、取り組んでいく中で、少しずつ元気になっていく自分を感じることができました。
日常生活で大切なこと:再発予防
*質の高い睡眠:朝は光をたっぷりと浴び、体内時計を整えます。入浴は就寝の2時間ほど前を目安にゆっくりリラックスして入ります。パソコンやスマートフォンなどの使用は早めに切り上げて、寝室の照明を暗めに設定するなど、質の高い睡眠を取れるように心がけましょう。
*運動:術後や抗がん剤治療後の筋力低下を防ぐために、少しずつ運動を開始することは重要です。家事などの日常の行動もリハビリになります。軽い散歩や家事を積極的に行うことをおすすめします。
*食事:肥満予防は大切ですが、極端な食事制限はせずバランスのよく栄養を摂取しましょう。日本食中心の食事にすると自然とお味噌やお漬物、ご飯(できれば玄米)を食べるようになり加工食品を摂取することが少なくなります。
*日常生活を楽しむ:日常を楽しむためにスキンクケアで素肌を整えたり、メイクすると気持ちが明るくなります。ウィッグも利用して今までと変わりない生活を送ることでストレス解消につながります。
乳がん治療後 失われたのも そして新しい自分…
乳がん治療を終えた今、振り返って思うことがあります。乳がんの告知を受けた時点で、もう前の自分には戻れないということです。
それほど私の内面には大きな変化が起こったのです。
失ったもの
これまでのつながりや 体力 そして「自分で生きている」という感覚。
新しい自分
困難に立ち向かえる強さ、くじけない心 毎日を大切に生きる思い、健康への意識の変化や家族への感謝、そして「生かされている」という気持ちが芽生えました。
乳がん告知後、死について考え、これまでの人生をを後悔し、未来へ不安を強く感じていました。
また、苦しい闘病生活をを乗り越え、多くのものを得た1年でもありました。
乳がん治療は治療後も再発への不安と向き合いながら生きていかなければなりません。このブログでは治療後の生活についても綴っていきたいと思います。
*私の治療歴はこちらからご覧いただけます。
よかったら見てくださいね!
再発が一番怖かった!きゃんばぁば