乳がんの放射線治療を受けてみた素直な感想
私が手術を受けたのは、2014年3月12日。そこから50日後に放射線治療がスタートしました。

最初は「毎日通院するだけで痛みのない治療なら、そこまで大変じゃないかも?」と思っていました。
でも、実際始まってみると、抗がん剤治療や手術のダメージが残る中での通院は、想像以上に負担が大きかったです。
毎日決まった時間に病院へ行くこと、体のだるさが抜けない中で動くこと…。
「痛みがない」けど治療を続けることが大変でした。
乳がんの治療にはいくつかありますが、その中のひとつが放射線治療です。
「放射線」って聞くと「痛みはあるのかな?」と不安に思っている方もいるかもしれません。

でも大丈夫!実際に経験しましたが、放射線自体には痛みがほとんどなく、体への負担が比較的少ない治療でした。
後述しますが、放射線の副作用はしんどかったです。
乳がんの放射線治療ってなぜ必要なの?
放射線治療は、高エネルギーのX線を使ってがん細胞を攻撃する治療方法なんです。
乳がんの場合は、術後の再発予防として使われることが多く、「がん細胞が残っているかもしれない部分に放射線を当てて、再発リスクを下げる役目を果たす」と主治医から説明がありました。
「手術でガンを取ったのに、なぜ放射線治療が必要なの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
それは、手術で取りきれなかった小さながん細胞が残っている可能性があるため、それを放射線でしっかり退治するというイメージです。
- 乳房温存手術を受けた場合
- リンパ節に転移があった場合
- がんの進行度によっては、全敵でも行う場合がある
私の場合は乳房温存術を受けたので、放射線治療を受けました。

私は放射線治療を受けました
放射線治療のスケジュールと流れ
放射線医師の診察を受け、治療計画を立てます。
放射線治療のスケジュールは次のような流れでした。↓
- 月曜日から金曜日(週5回)毎日通院
- 土日はお休み
- これを5週間続け、計25回の照射
「1回の治療時間は短いし、痛みもないから大丈夫かな?」と思っていましたが、実際に通院が始まると、毎日決まった時間に病院へ行くのが大変でした。

毎日の通院が大変でした
放射線を正確に当てるためのマーキング
次回の治療では、放射線を正確に当てるために、皮膚に目印(マーキング)をつけることになりました。
- 治療が終わるまで消えないように注意が必要
- 薄くなってきたら、その都度病院で書き足してもらう
最初は「この線消えたらどうなるの?」と気になっていましたが、病院で簡単に書き足してもらえるので、そこまで神経質にならなくても大丈夫でした。
1回の治療時間は10分ほど:痛みもなし
実際の治療時間はあっという間。
- 1回の治療時間は約10分
- 照射自体は2〜3分で終了
- 痛みまったくなし
台に横になって、じっとしているだけで、レントゲンを撮るときと同じ感覚で、気づけば終わっているという感じでした。
「これなら、そこまで負担はないかも?」と思っていたのですが…。

毎日の通院が負担でした
通院の日々は負担そのものでした。

治療自体は短時間で終わるけど、毎日決まった時間に行くことが、思っていたより負担になりました。
最初は「すぐ終わるし頑張れる」と思っていたのに、毎日の通院に
「今日もまた病院か」と気持ちが重くなる日が増えてきました。
病院へ行って、待って、治療を受けて帰る。
その繰り返しが、じわじわと体力と気持ちに負担をかけていきました。
辛かった2つの副作用について
副作用には個人差がありますが、私の場合は皮膚の乾燥と倦怠感がつらかったです。
治療を前に先生から「水ぶくれができる可能性」や「皮脂分泌が低下する可能性」について説明を受けてましたが、実際に経験してみると予想以上に疲れや眠気が強く、日常生活に影響が出るほどでした。
副作用❶ 皮膚の乾燥と炎症
- 治療の10回目あたりから皮膚が赤くなり炎症が発生
- 午後になると、強い眠気や倦怠感が襲ってくる
- 帰宅すると2時間ほど寝込んでしまうほどの疲労感
- 低刺激の保湿クリームを毎日塗る(無香料・アルコールフリーのもの)
- 衣類の素材を工夫し、肌に優しいコットンの服を着る
- こすらないようにやさしく洗い、熱すぎるお湯は避ける
保湿を意識したことで、ひどい水ぶくれなどはできずに済みましたが、赤みや乾燥は最後まで続きました。
副作用❷ 強い眠気と倦怠感
放射線治療の中で一番辛かったのは「倦怠感」と「眠気」でした。
- 午後になると強い眠気とだるさに襲われる
- 治療から帰るとベッドに倒れ込むように横になった
- 2時間ほど寝込んでしまい、しばらく動けない日々があった
- 無理せず、眠くなったら休むことを優先するカフェインの摂りすぎを避けた
- 自然なリズムで眠る
- 軽いストレッチや深呼吸で体をリラックスさせる
放射線治療は、毎日少しずつ蓄積されるので、後半になるほど倦怠感が増していきました。
無理をすると疲れてしまうので、「疲れたら休む」ことを最優先にするのが大事だと思いました。

放射線治療が終わり病院から帰るとすぐに横になりました。
さいごに:放射線治療の副作用は早めの対策が大切
放射線治療の副作用は、最初は軽くても、治療が進むにつれて強くなることもあります。
- 皮膚トラブルは早めに保湿を始めると悪化を防げる
- 倦怠感や眠気は無理せず休むのが一番の対策
- 治療中は体の変化をよく観察して、少しでも異変があれば、医師に相談する
治療中の副作用は人それぞれ
放射線治療を受けると、副作用が出ることがありますが、「どんな副作用が出るのか」「どのくらいの症状が続くのか」 は人によって異なります。

放射線治療を受ける皆さん、頑張りすぎず自分を大切にしながら乗り越えてくださいね。
21話に続く…。
第21話はこちらから↓