意外に負担だった放射線治療〜25日間のこと:最後の治療!

放射線治療のこと

乳房温存術後の標準治療として行われることが一般的です。

毎日の通院や治療スケジュールは想像以上に大変で心身ともに負担に感じました。

放射線治療中は肌が乾燥しやすくなるためスキンケアをしっかり行うことが大切です。

この記事では放射線治療のスケジュールや、主な副作用について詳しくご紹介しています。これから治療が始まる方や同じような経験をしている方の参考になれば嬉しいです。

目次

乳がん温存手術後の新たな試練:5週間にわたる25回の放射線治療

乳房部分切除を受けた場合、標準治療として放射線治療が必要になります。これは手術で取り切れなかった、目に見えないがん細胞が乳房周囲に残っている可能性のあるため、それを死滅させるため目的で行われます。

乳房手術後、2週間から2ヶ月のほどで傷口が癒え、腕が上がるようになると放射線治療が開始されます。

私の場合は3月12日が手術日で、約50日後に放射線治療が始まりました。

当初、毎日通院するだけで痛みのない治療なので、簡単だと考えていましたが、抗がん剤治療や手術で体に負担がかかっていたため、毎日の通院が思った以上に大変でした。

放射線治療の開始時期

まず、放射線医師の診察で治療計画を立てられ、開始日が決まります。

放射線治療は、平日の月曜日から金曜日まで毎日行なわれ、土日は休みです。このサイクルを5週間続け、計25回の治療を受けます。

1回目の治療では、放射線の照射位置を正確にするために皮膚に目印がつけられます。この目印は放射線治療が終わるまで消さないようにします。薄くなってきた場合は、上から再度目印をつけてもらえました。

1回の照射時間は2〜3分ほどで治療室にいる時間も10分程度と短時間です。痛みは全くありませんが、毎日決まった時間に通院することが想像以上に負担になりました。

放射線治療副作用

副作用は人によりますが、私は皮膚の乾燥が特に気になりました。治療の10回目あたりから皮膚が赤くなり炎症が起き始めました。

また治療後の午後には、強い眠気や倦怠感があり、帰宅すると2時間ほど眠ることが多かったです。

水ぶくれができたり、皮脂分泌が低下したりすることも説明されましたが、

私にとって最も辛かった副作用は倦怠感と眠気でした。毎回治療から帰るとすぐ横になり、休まなければならないほどでした。

*がんが手術で消滅しても、再発予防のために放射線治療が行われます。

下着選びと放射線治療

放射線治療前に、普段からワイヤー入りブラを好んでいた私は、治療中も使用できるか先生に確認しました。

先生からは「しばらくはブラトップがいいでしょう。締めつけがあると痛みやむくみの原因になります」とのことでした。

その後私は、乳房を締め付けないユニクロのブラトップを着用するようにしました。先生いわく、乳房を締め付けないことは乳がん予防にもつながるそうです。

温存術を選んでよかったこと

治療前は「がんが消滅するなら乳房なんて必要ない!」と思っていましたが、すべての治療が終わりかけた時、温存術を選んで本当によかったと感じました。胸の傷口もほとんど目立たず、きれいな乳房のままでいられたからです。

乳房温存術には、術後の傷跡が目立ちにくいというメリットがあります。今では傷もよく見ないとほとんどわからないほどに回復しました。


治療法の選択で悩んでいるあなたへ。

乳がん治療の選択肢について悩んでいる方も多いと思います。治療法については主治医とよく相談した上で、納得いく選択をしてください。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

温存術にしてよかったよ!きゃんばぁば

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