乳がんと診断されることは誰にとっても、とっても辛い出来事ですよね。でも治療を始める前に、まず自分の乳がんの種類や治療法についてしっかり知ることがとても大切です。それが治療を成功させるための大きな鍵となります。
私は10年前に乳がんと診断されたとき、まず最初に自分の乳がんについて徹底的に学びました。「病気を理解することが、最善の治療法を選ぶための一歩になる」と信じていたからです。
そして結果的に、2024年1月私は「トリプルネガティブ乳がん」を完全寛解へと導くことができました。
トリプルネガティブ乳がんは、治療方が限られた難しいタイプの乳がんです。
それでも情報収集を通じて最適な治療法を見つけられたおかげで、希望をつかむことができました。
乳がんにはいくつかの種類があり、そせぞれに適した治療法があります。この経験をもとに、この記事では乳がんのタイプや治療法について患者の目線でわかりやすくお伝えします。
これから治療を始める方や、治療法に悩んでおられる方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。
乳がんについて学ぶことの大切さ
乳がんと診断されとき、誰もが不安や戸惑いを感じると思います。でも治療を始める前に、まずは自分の乳がんのタイプを知ることがとても大事なんです。乳がんにはいくつかの種類があって、それぞれに適した治療法が違うからです。
自分の乳がんをきちんと理解しておくと、主治医と治療の選択肢や、その根拠について具体的に話し合うことができます。その結果、治療の成功率を高めることにもつながります。
例えば、私の場合は「トリプルネガティブ乳がん」という治療法が限られたタイプの乳がんでした。このタイプは初期治療で抗がん剤が効かなければ、再発リスクが高いと言われていました。
そんな中乳がんについてたくさん学び、自分にぴったりな治療法を見つけることができました。そのおかげで信頼できる主治医に出会い結果的に完治へとつながったんです。
自分の乳がんを知るメリット
乳がんのタイプを知ることでこんなメリットが得られます。
- 自分にあった治療法を選べる
それぞれの乳がんタイプに合わせた治療を受けることができます。 - 治療の選択肢を幅広く検討できる
標準的な治療に加えて、最新の治療や代替え案も見つけられる可能性があります。 - 再発リスクを予測しやすい
自分のタイプを知ることで、再発リスクを具体的に知ることができます。 - 精神的な安心感が得られる
治療に対する不安を減らし、自分自身で治療に前向きに取り組めるようになります。
情報を集めることで、自分の治療に主体的に関わることができるんです。
そうすることで不安を軽減し、前向きな気持ちで治療に向き合えるようになります。
乳がんの主なタイプと治療法
乳がんにはいくつかのタイプがあり、それぞれに適した治療法があります。まずは主なタイプとその特徴、治療法を簡単に説明しますね。
1.ルミナルA型(HER2陰性)
特徴:ホルモン受容体が陽性で、がんの増殖速度が遅いタイプ
治療法:ホルモン療法中心です。
2.ルミナルB型(HER2陽性)
特徴:ホルモン受容体が陽性で、ルミナルA型よりもがんの増殖速度が早いタイプ
治療法:ホルモン療法+化学療法を併用します。
3.ルミナルHER2型(HER2陽性)
特徴:ホルモン受容体とHER2が共に陽性のタイプ
治療法:ホルモン療法+化学療法+分子標的治療の組み合わせが一般的です。
4.HER2型(ホルモン受容体陰性)
特徴:HER2陽性でホルモン受容体が陰性のタイプ
治療法:分子標的治療+化学療法を組み合わせます。
5.トリプルネガティブ型
特徴:ホルモン受容体(エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体)とHER2の3つが陰性
治療法:化学療法中心ですが、近年は免疫チェックポイント阻害薬(例キイトルーダ)も選択肢に加わりました。
乳がんは一律の治療ではなく、タイプや進行状況などによって治療法が大きく異なります。
だからこそ、まずは自分の乳がんの特徴をしっかり理解することが大切です。
注)この治療法や特徴は、10年前に主治医から説明を受けた内容と個人的に調べた情報に基づいています。治療にあたっては、必ず主治医とよく相談してください。
主治医と治療計画の確認と相談
自分の乳がんのタイプや治療法を理解したら主治医としっかり話し合うことが必要です。話し合う際は以下のポイントを確認しておきましょう。
- 治療の目的(根治、再発予防、進行抑制など)
- 治療の流れとスケジュール
- 治療のリスクや副作用、生活への影響
- 治療以外の選択(臨床試験や代替療法など)
また不安な気持ちや疑問は遠慮せず伝えて下さね。
納得のいく治療計画を立ることが、安心して治療に向き合うための第一歩です。
セカンドオピニオンの重要性
乳がんの治療には、沢山の選択肢があるため、セカンドオピニオンを活用するのもおすすめです。特に次のような場合は、もう一つの意見を聞くことでより良い治療を選べる可能性があります。
- 治療法に不安や疑問がある場合
- 希少ながんや進行速度が遅い場合
- 治療法が複数あり治療法に迷っている場合
セカンドオピニオンを受けることで安心感が得られ、自信を持って治療に向き合えることができます。
前向きに治療と向き合うために
私自信、トリプルネガティブ乳がんのタイプを知ったことで、不安が和らぎ気持ちが楽になりました。乳がんのタイプを知ることは、治療を受ける上でとても大切なステップです。
治療法について理解しておくと、主治医との話し合いがスムーズになりますし、最適な治療法に出会える可能性も高まります。
自分の乳がんについて学び、主治医と一緒に治療計画を立てることが、治療成功への大きな一歩です。
治療に主体的に取り組むことで、ただ効果が高まるだけでなく、前向きな気持ちで未来を考えられるようになります。乳がん治療は一人で乗り越えるものではありません。医療チームと連携しながら、あなたらしい生活を守るために頑張りましょう。
自分の乳がんを学ぼう!きゃんばぁば