2013年8月初旬、私は乳がんの治療で術前抗がん剤を受けて「パクリタキセル」を使いました。
「副作用ってどんな感じ?」と不安に思っている方に…。

「私のリアルな体験をお伝えします。
入院して抗がん剤治療を受けた日
2013年8月初旬、私は1泊入院し、初めて抗がん剤パクリタキセルの投与を受けました。
ようやく治療が始まる嬉しさと、不安が入り混じった複雑な気持ちでした。

でも、抗がん剤が体に入った瞬間「やっとがんと闘える」そう思いました。
初めての抗がん剤治療は、治療による副作用の有無を確認するため、基本的に入院して行われます。
私の1回目の投与は特に大きな問題もなく終わり、ホッとすると同時に「やっと治療が始まった!」と前向きな気持ちになりました。
幸い、入院中の投与では大きな副作用もなかったため、次回からは外来で投与を受けることになりました。

抗がん剤治療が始まりました
術前抗がん剤ってどんなもの?

私が受けた、術前抗がん剤治療(ネオアジュバント療法)についてお話ししますね。
乳がんの治療では、手術をする前にがんを小さくするために抗がん剤を使うことがあります。これが「術前抗がん剤治療」です。
どうして手術前に抗がん剤を使うの?

大きく3つの理由があります。
がんを小さくして手術しやすくするため | 乳房を残せる可能性が高くなる こともあるんです。 |
転移のリスクを減らすため | 目に見えないがん細胞も抗がん剤で攻撃! |
抗がん剤の効果を確認するため | もし効きにくい場合は、違う治療を検討することもできます。 |
私の場合は「抗がん剤でがんを消滅させることが目的です」と説明を受け治療を始めました。
パクリタキセルのスケジュール

パクリタキセルの投与は毎週1回、合計12回で約3ヶ月の治療期間でした。
最初の1回目の投与は入院して投与を受けましたが、残りの11回は外来の化学療法室で治療することになりました。
パクリタキセル投与については国立がん研究医センターへ
パクリタキセルはリンパ節転移がある場合に、よく使われる抗がん剤です。
私の場合、手術前に抗がん剤治療を行う「術前化学療法」として使用されました。
主治医からは「この2つの抗がん剤を組み合わせることで、再発のリスクを減らし生存率を上げる効果が期待できる」と説明を受けました。
少しずつ治療が進んでいく中、不安もありましたが「しっかりがんと闘っているんだ」と実感することができました。

抗がん剤治療について丁寧な説明を受けました
私はなぜパクリタキセルから投与したのか?疑問に思いました。

気になって調べてみました。
私は術前抗がん剤治療を受けていて、2種類の薬剤を併用する治療が行われました。
まず最初に投与されたのが「パクリタキセル」でその後「FEC」を投与するスケジュールでした。
がんを小さくして手術を成功させるため | 「術前化学療法」(手術前の抗がん剤治療)がんを小さくして手術をしやすくする目的で使われます。パクリタキセルはがんを縮小させる効果が高く、手術の成功につながりやすいです。 |
トリプルネガティブ乳がんに効果が高いから | トリプルネガティブ乳がんは、がん細胞が活発に増殖しやすいタイプが多いのが特徴です。パクリタキセルはがんの増殖を抑える働きがあるため、このタイプのがんに効果が高いといわれています |
次の治療への準備として有利だから | パクリタキセルは抗がん剤と組み合わせて使うことが多いです。 アンスラサイクリン系やプラチナ系の抗がん剤と併用することが一般的です。 最初にパクリタキセルを投与しておくことで、次の治療へスムーズに移行できるのです。 |

でもしっかり調べてみたことで、その言葉の意味がよくわかり、治療に対する不安が少し和らぎました。
パクリタキセルの副作用について
投与から2〜3日後に、筋肉痛や関節痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、手足のしびれ、白血球減少などの副作用が出る可能性があると主治医から説明を受けました。
抗がん剤治療を始めるということは副作用を経験することになります。
パクリタキセルの副作用は、比較的軽いと言われていて対策についても主治医や看護師さんが対応してくれるので安心です。

私が経験した副作用は次で説明しますね。
私が経験した副作用と対処法
私が経験した副作用 | |
脱毛 | 3回目投与くらいから抜け始めた。 |
軽いしびれ | 手足のしびれ 投与前に手足を冷やすことで軽減された。 |
食欲不振 | 味覚障害があり食べられるものが限られた。 |
白血球減少 | 1度抗がん剤の投与ができなくなった |
抗がん剤投与から2〜3週間後に少しずつそれぞれの症状が現れました。
それぞれの副作用について
末梢神経障害(軽いしびれ)
投与を始めて3回〜4回目あたりから、手足の指先がジンジン・ピリピリとした感覚になりました。
具体的には、ペットボトルの蓋が開けられなくなりました。
- 投与中に冷却用グローブで手足を冷やす
副作用が軽減される可能性がある - ビタミンDを摂る
免疫力を高める効果ある - 手足のマッサージ
血流を良くして症状を和らげる
食欲不振(味覚障害)
抗がん剤の影響で、味覚が変わってしまうこともありました。
特に苦味を強く感じるようになり普段食べていたものが食べにくくなることも…。
でも食事に関して精神的な苦痛はあまり感じませんでした。なぜなら、「食べて体力をつけなければ治療ができなくなる」と思っていたからです。
食べる量は1回の食事で減りましたが、代わりに食べる回数を増やしたことで体重に大きな変化はありませんでした。
なるべく無理なく食事を摂れるように工夫しました。
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抗がん剤治療中の食事について感じたことは、「食べなきゃ」とプレッシャーを感じるより食べやすい方法で栄養を摂ることが大切です。

その日の気分に合わせて作っていました
いつから髪は抜け始めるの?

脱毛は、精神的にとても辛い副作用のひとつでした。
私は抗がん剤を始めてから2〜3週間後のに髪が抜け始めました。最初は「なんだか枕に髪が多くついてる」という感じでした。
その後、お風呂で髪を洗ったときゴソットと抜けた瞬間、涙が出てきました。

「やっぱり本当に抜けるんだ」「この先、どうやって過ごせばいいんだろう」
そう思うと不安とショックで落ち込みました。
まつ毛、まゆげ、体毛の変化
髪の毛だけでなく、まつ毛や眉毛、体毛も抜けていきます。髪の毛のように一気には抜けず、髪が抜けだした頃から少しずつ薄くなっていく感じでした。
特にまつ毛が抜けると、ゴミが目に入りやすかったり、目が乾燥して不便を感じることもありました。
まつ毛や眉毛がなくなると顔の印象も変わるのは気になりました。

この時期を乗り越えるためにメイクやウィッグを活用する方法もあるので後で説明しますね。
抜けたときのショックと向き合い方
「髪がなくなる=自分らしさがなくなる」ような気がして、鏡を見るのも嫌になることがありました。
そんなときは「髪が抜けるのは薬が効いている証拠!」と思うようにしていました。
私が実践したこと | |
ウィッグや帽子を楽しむ | 自分に似合うウィッグやスカーフを見つけると、気分が変わる! |
メイクで印象を変える | 眉毛やまつ毛がなくても、アイブロウやアイラインでカバーできる! |
同じ経験をした人の話を聞く | 自分だけじゃない」と思うことで気持ちが軽くなる! |
「髪は必ず生えてくる」経験したから伝えたいこと
脱毛しているときは「本当に髪は生えてくるの?」と不安になるかもしれません。

でも、大丈夫。必ず髪は生えてきます!
抗がん剤が終わると、数ヶ月後には産毛が生え始め1年〜1年半で「髪型どうしよう?」と悩めるくらいになります。
今はまだ、脱毛で悩んでるあなたも「あのとき頑張ってよかった」と思う日がやって来ます。
少しでも気持ちが楽になる方法を見つけて、無理をせず過ごしてくださいね。

副作用で一番辛かった脱毛
抗がん剤投与中は、水分補給がとにかく大事!

抗がん剤治療を受けている間、とにかくお水をしっかり摂ることを意識していました。
私は、治療中やその後も、1.5L〜2L程のお水を必ず飲むようにしました。
(飲めない時はジュースなどで水分補給OK)
どうして水分補給がそんなに大事なの?
治療を終えて感じたこと
抗がん剤治療では、副作用が辛いときもありますが、工夫次第で乗り越えられることもたくさんあります。

一人で抱え込まず周りのサポートを受けながら、進んでいってください。
注)これらの内容は、私自身が自分の治療のために調べたことや、主治医から説明を受けたことに基づいています。治療については必ず主治医に確認してください。
11話に続く…。
第11話はこちらから↓
やっとがんと闘える!きゃんばぁば