一人じゃないよ!仲間と過ごした温かな入院生活

抗がん剤治療や手術のために病院へ戻るたびに、支えになってくれたのは同じ病と闘う「がん友」の存在でした。
私のお気に入りの病室

私には、病棟に「お気に入りの病室」がありました。
入院が決まるたび、病棟へ連絡して「いつもの部屋が空いていますか?」と確認するほど大好きな場所でした。
そこは、4人部屋。個室ではありませんが、カーテンを閉めればちょっとしたプライベート空間になります。
でも完全な個室じゃないから寂しくならない。
さらに、看護師さんもひんぱんに来てくれるので、安心感もありました。
病室で生まれた温かいつながり

同じ部屋の仲間とは、毎日いろんな話しをしました。
病気のこと、人生のこと、行ってみたい旅行の話や家族のこと…。
ときには、こんな言葉に励まされることもありました。
「もう20年も抗がん剤治療を受けているよ」
「再発で何回も入院してるけど、がんばってるよ」
治療の大変さを分かち合いながら、辛いだけじゃなく、笑い合う時間もたくさんありました。

病院のお気に入りの部屋
「がん」という共通点がつなぐ絆

がんという共通点があるからこそ、わかり合えることがたくさんあります。
どんなに家族や友人が支えてくれても、実際に同じ病気の人にしかわからない気持ちがあります。
だから、病室でのおしゃべりの時間が、何よりの支えになっていました。
お互いに励まし合い、ときには冗談を言いながら一緒に前を向いて治療を乗り越えていく。
私にとって、この病室はただの「入院する場所」ではなく心の拠り所だったのかもしれません。
がん友と過ごしてた病室〜そこは当たり前が変わる場所

病室では髪がないのが当たり前。
抗がん剤の影響で、髪が抜けてもここは誰も気にしません。
「髪がなくなること」=「がん治療の一部」
そんな風に思える特別な空間でした。

病棟の廊下でもみんな雑談していたよ
友人でも家族でもない「がん友」という存在
病室で出会う仲間たちは、友人とも家族とも違う存在。
あえて言うなら「がん友」

入院生活は決して楽ではなかったけれど、ここに来ると「一人じゃない」と思えた…。
お互いに励まし合いながら何度もこんな言葉を交わしました。
「元気になって普通の生活に戻りたいね」
でも、現実は厳しく 再発で戻ってくる人も多かったのです。
そんな中ある人がこんな言葉を残してくれました。
「がんと共存して生きていくのよ」
その言葉は、今も私の心の深く刻まれています。

みんながいたから頑張れた!
病室で感じた心の解放
不思議なことに、入院中の私はどこか心が解放されていた気がしました。
みんなの人生に触れながらこう思うことがありました。

「私だけが辛いんじゃない」
「みんなも同じ気持ちだったんだ」
辛い状況の中でも、共に過ごす仲間がいることで、孤独ではなくむしろ心が軽くなるような瞬間があったのです。
病室はただの、治療の場ではなく「生きることを見つめ直す場所でもありました。
安心して治療を受けられたのは医療チームのおかげ
入院生活を支えてくれたのは、乳腺外科の医療チームでした。
先生、看護師さん、薬剤師さん、や事務の方、他の科の先生方…。本当にたくさん人が、私たち患者のために尽くしてくれました。

一人ひとりに丁寧に向き合ってくれる医療チームにのおかげで、安心して治療を受けることができました。
「この病院で治療できて、本当によかった」心からそう思っています。

医療チームに支えられたから安心して治療ができました
がんと向き合う中で気づいた「一人じゃない」という思い
がんになったことは辛い経験でしたが、そのおかげで大切な人たちと出会えました。
「がん友」との出会いが孤独な闘病生活を支えてくれました。

たわいもない会話で笑い合える時間。
お互いの経験を語り合い、励ましあう時間が私にとって大きな楽しみの一つでした
「がん」という病気と向き合う中で、気づいたのは「私は一人じゃない」ということ。
そしてたくさんの人に支えられていることを実感しながら、乗り越える勇気ををもらいました。
17話に続く…。
第17話はこちらから↓
一人じゃない。だからまた頑張れる!きゃんばぁば