【夫の病気編:第17話】抗がん剤治療を終えて迎えた日常と、治療後の外来検査を受けるまでのハプニング

夫の病気

6月から始まった抗がん剤治療。

その3回の治療を無事に終えて、夫が退院してきました。

思っていた以上に元気そうな姿にまずはホッとしました。

リビングで会話をする夫婦のイラスト

退院後、リビングでくつろぎながら、これからの予定について話をしました。

治療から1週間空けて、8月1日から3日間、外来で検査を受ける予定とのこと。
ここで抗がん剤の効果が評価され、手術をできるのかが判断されます。

夫が今後の予定を妻に話しているイラスト

どんな結果でも二人で受け止めようと思いました。

もし「手術が難しい」と判断された場合は、

日程は未定ですが、20日間から27日間放射線治療を経て、手術になる可能性もあるそうです。

8月6日には、夫とふたりで主治医のもとを訪れ、検査結果と今後の方針について説明を受けます。

「治療の効果が出ているのか」「次に進むべき道は何か」正直、怖い気持ちもありますが、しっかりと話を聞いてこようと思います。

自宅でコーヒーを飲む夫のイラスト

久しぶりの自宅での時間を、楽しんでいました。

退院後は、自宅で三日ほど休養しながら、少しずつ日常を取り戻していきました。

そんな中、夫は「手術前に仕事をしておきたい」と言って、猛暑の中、何度か仕事にも向かいました。体調が心配でしたが、夫の意思を尊重することにしました。

ところがある日、仕事中にめまいで倒れ、顔を打ってしまい青あざがができてしまいました。

会社の前で倒れた夫のイラスト

急に立ちあがろうとして、めまいが起きて倒れてしまったそうです。

眼科で検査を受けた結果、「日にちぐすりですね」と言われ少し安心しました。

夫の腕の腫れを心配する妻のイラスト

大丈夫?明日病院に行く方がいいよ。

また、点滴後の腕が赤く腫れ痛みも続いたため、がんセンターでステロイドの塗り薬と痛み止めを処方してもらいました。

それでもなかなか良くならず、治療の副作用や体調不良が重なり、夫の気持ちも沈みがちに。

そんな中でも、小さな希望がありました。

それは、食事中に「飲み込みが楽になってきた」と感じたことです。

毎日見ている中で、一口の量が増え、食べるスピードも少しずつ早くなっていることに気づきました。
「もしかして、がんが小さくなってきているのかも?」とそんな希望を持ちました。

外食を楽しむ家族のイラスト

夫の楽しそうな姿を見るのは、本当に久しぶりでした。

そして夫が「手術前に、家族で外食をしたい」と話していたので、子供たちと孫と一緒に大好きなイタリアンへ出かけました。ひさしぶりに家族で笑って、美味しいものを囲む時間。

それは、心に残る大切な思い出になりました。

夫が受けた検査の内容

抗がん剤治療の効果を評価するために、夫が受けた検査は以下の通りです。

検査内容
  • 1日目 造影CT(胸部、腹部、骨盤部)
  • 2日目 PET CT
    (頭頂から大腿骨上部まで)
  • 3日目 上部消化器内視鏡
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