パクリタキセル治療
抗がん剤治療が始まるまでの日々、私はネットで乳がんについてひたすら検索していました。
乳がんを完治された方のブログを読み、治療のイメージをつかみながら「私も完治する!」と自分に言い聞かせて治療にのぞみました。
この記事では初めての抗がん剤治療について綴っています。
初めての抗がん剤治療:効くことをイメージできた日
初めての抗がん剤治療
初めての抗がん剤治療『パクリタキセル』は入院で行われました。ようやく治療が始まる嬉しさと未知へ不安が入り混じり、複雑な心境でした。
入院して抗がん剤を受けた日
2013年8月初旬 1泊入院をして抗がん剤パクリタキセルを投与しました。
初めての抗がん剤治療は治療による副作用を確認するために基本的に入院して行われます。
そして驚いたのは、入院中の医師やスタッフの対応でした。 励ましの言葉や優しい言葉かけなど医療チーム全体でサポートしてくださいました。
そのおかげで、落ち着いた気持ちで治療に臨むことができました。そして朝から点滴が始まりました。
「ドキドキやっとがんと闘える」嬉しさと怖さが交錯する気持ちでした。
1回目の投与は特に何事もなく終わりましが、気持ちは前向きになり「これでやっと治療が始まった!」と思いました。
パクリタキセルについて
最初に投与したパクリタキセルという抗がん剤は
他の抗がん剤とセットで投与される事が多い「タキサン」というグループの抗がん剤です。
パクリタキセルはリンパ節転移が確認された場合に使用されることが多いこう抗がん剤で、私の場合は毎週12回連続で投与し、次の抗がん剤「FEC」と合えせて使用することで再発率や生存率が改善されると聞いていました。
- パクリタキセルとは「イチイ」という木の樹皮から取り出された成分を原料とする抗がん剤です。
- 「タキサン」というグループの抗がん剤です。
- パクリタキセルは、がん細胞の分裂を阻止して、がんの増殖を抑える効果があります。
- 乳がんの場合は他の抗がん剤と併用して使用します。
パクリタキセルの副作用について
投与から2〜3日後に、筋肉痛や関節痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、手足のしびれ、白血球減少などの副作用が起こる可能性があると説明を受けました。
そして最も恐れていた副作用、脱毛です。3回目の抗がん剤後脱毛が始まりました。
抗がん剤投与前に吐き気どめの薬も点滴で体に入れてくれたので、吐き気に関しては問題ありませんでした。
投与の予定
私の場合は毎週1回投与が予定されていました。(計12回投与)1回目は様子を見るために入院して行ない残り11回は外来で治療を受けました。
約3ヶ月この治療は続きました。
私が経験した副作用と対処法〜脱毛だけは悲しかったよ
- 脱毛:3回目投与くらいから抜け始めました。
- 軽いしびれ:手足のしびれ 投与前に手足を冷やすことで軽減されました。
- 食欲不振:味覚障害があり食べれるものが限られました
- 白血球減少:白血球が減少し、1度抗がん剤の投与ができなくなりました。
以上が経験した副作用です。
対処方法を確認していたのでひどい痺れや爪の変色は避けることができました。
脱毛はとても悲しかったです。髪の毛だけでなく、眉毛や全身の毛が抜け落ちました。そしてこれほど涙を流したのは初めてでした。
抗がん剤投与中、大事なことは水分をしっかり摂取すること!
そして必ず水分を摂った!
抗がん剤中やその後も、1.5L〜2L程のお水を必ず飲むようにしました。(飲めない時はジュースなどで水分補給しました)
抗がん剤でがん細胞が破壊されるとき、体内に有害な物質が増加するため、それを体外に排出するためにも水分摂取が重要だそうです。
*抗がん剤の副作用対処法については、医師や看護師さんに確認したり、自分でもさまざまな方法を試してみることで副作用が軽減できることがあります。
乳がん完治された方や治療を頑張っておられる方のブログは私の励みになりました。
抗がん剤は辛かった!きゃんばぁば