【第21話】乳がん治療後の体験手記!待ち受けていた試練〜放射線肺臓炎・間質性肺炎との10年間の闘いを綴ります…

間質性肺炎のこと
きゃんばぁば
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乳がんの放射線治療を終え、ようやく一安心と思っていたのですが、そこからが新たな闘いが始まりました。

乳がん治療後、まさかの放射線肺臓炎〜突然の診断に驚きと不安

乳がん治療を終えて2ヶ月が経った頃、咳が止まらず体のだるさが続くようになりました。

風邪かな?」と思い様子を見ていましたが、症状は次第に悪化。

きゃんばぁば
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さすがにおかしいと感じ、乳腺外科の主治医に連絡すると「すぐに診察に来てください」とのこと。

急いで病院に向かい、レントゲンや血液検査などを受けました。

結果を待つ間不安で胸がいっぱいに。

そして診察室に呼ばれると主治医から思いがけない言葉が…。

放射線肺臓炎の可能性があります。入院が必要です

予想もしていなかった診断に、驚きと戸惑いが押し寄せてきました。

検査結果を記入する主治医の写真

主治医から衝撃の一言が…。

乳がん治療後に起こる「放射線肺臓炎」とは?

放射線肺臓炎(ほうしゃせんはいぞうえん)とは乳がんの放射線治療を受けた後に、肺の一部が炎症を起こす病気です。

きゃんばぁば
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放射線が当たったエリアの肺がダメージを受けることで発症します。

どんな症状が出るの?

放射線治療が終わって1〜3ヶ月くらいに次のような症状が出ることがあります。

放射線肺臓炎の症状
  • 咳が続く
  • 息苦しい(呼吸がしづらい)
  • 発熱がある
  • 体がだるい・疲れやすい

風邪と肺炎に似た症状なので「ちょっと体調が悪いだけかな?」と思ってしますことも。

私は長引く咳と強い倦怠感がありました。もう少し早く診てもらえばよかったと後悔しています。

放射線治療を受けた後にこんな症状が続く場合は、早めに病院で診てもらいましょう。

入院、そして治療の開始〜放射線肺臓炎との闘い

きゃんばぁば
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すぐに病棟へ移動し、CT検査を受けた結果「放射線性肺臓炎」と確定診断されました。

主治医からは「ステロイドパルス療法を治療を行います」と説明があり、さっそくメチルプレドニゾロンの点滴がスタート。

最初の3日間はとにかく倦怠感がひどく、ほとんど眠って過ごしましたが、その後、少しずつに症状が改善していきました。

慎重に進めるステロイド治療

ステロイドは強い薬なので、注意しながら使う必要があります。

急にやめると体に負担がかかるため、少しずつ薬の量を減らしながら、治療を続けることなりました。

結局、20日間の入院をすることになりました。

乳がんの治療が終わり、「やっと落ち着ける」と思っていた矢先の出来事。

思いもかけない試練でしたが、少しずつ回復に向かって前進していきました。

入院して治療を受ける女性のイラスト

放射線肺臓炎でで入院治療をすることに

放射線肺臓炎はどうやって治すの?

放射線肺臓炎の治療はステロイドを使うことが多いです。ステロイドは肺の炎症を和らげ、症状を改善する働きがあります。

症状によって治療が異なる
症状が軽い場合 特別な治療をせず、様子を見ながら経過を観察することもあります。
症状が重い場合 ステロイドの薬を服用したり、点滴をしたりする必要があり、場合によっては入院治療が必要になることもあります。
きゃんばぁば
きゃんばぁば

私の場合、症状が重く、20日間の入院をすることになりました。

さらに「間質性肺炎」の診断が…

入院中に受けた追加の検査で、さらにショックな事実が判明しました。

「放射線の影響で間質性肺炎を発症しています」主治医からそう告げられ、驚きと不安でいっぱいになりました。

間質性肺炎とは、肺の組織が炎症を起こし硬くなってしまう病気です。

放射線による影響で発症することがあり、慎重な治療が必要になります。

このためステロイドの薬を急に減らすことはできず、肺の状態を確認しながら、少しずつ薬の量を減らしていく「減薬療法」慎重に行われることになりました。

きゃんばぁば
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予想以上に「長い治療が必要になるかもしれないな」と思いました。

 

点滴の写真

ステロイド投与しながらの入院

ステロイド治療の副作用

ステロイドは炎症を抑える強力な薬ですが、長期間使用するとざまざまな副作用が出ることがあります。

特に薬の量が多かったり、急に減らしたりすると、体に負担がかかるため注意して行う必要があります。

ステロイドの副作用
胃腸の不調 胃の粘膜が弱くなり、胃潰瘍や胃の痛みが出ることがあります。
体のむくみ
体重増加
水分や塩分がたまりやすくなり、顔や手足がむくんだり、体重が増えたりすることがあります。
筋力の低下 筋肉が弱くなり、疲れやすくなることがあります。
血糖値の上昇 血糖値が上がりやすくなり、糖尿病を引き起こすことがあります。特に糖尿病の家族歴がある人は注意が必要です。
骨がもろくなる
(骨粗相症)
長期間使用すると、骨のカルシウムが減り、骨折しやすくなることがあります。
感染症にかかりやすい ステロイドは免疫の働きを抑えるため、風邪や肺炎などの感染症にかかりやすくなります。
精神的な影響
(不安)
不眠や気分の落ち込み、イライラしやすくなることがあります。
きゃんばぁば
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ステロイドは治療に必要な薬ですが、副作用について理解し、主治医と相談しながら上手く使っていくことが大切だと感じています。

マスクをつけている女性の写真

感染症対策でマスクを外せない毎日が始まりました

発症から10年間〜再燃を繰り返した日々

きゃんばぁば
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2014年7月、私は間質性肺炎を発症しました。

この10年間、何度も再燃を繰り返し、その度に入退院を繰り返してきました。

特に、発症から5年目の診察で主治医からこう告げられた時はショックでした。

「ステロイド薬を1日5ミリ継続服用する必要があります」

薬をずっと飲み続けなければいけないのか…と思うと、落ち込みましたが、結果的にはその治療が功を奏し、それ以来再燃することはなくなりました。

現在の状況とこれからの目標

今は、病状も安定していて、ステロイド薬の中止を目指して治療と診察を続けています。

できるだけ普通の生活を送れるように、日々工夫しながら過ごしています。

間質性肺炎を発症してから、生活は大きく変わりました。

日常の制約が増え、再燃を防ぐために、試行錯誤を重ねる日々。

今年こそ肺炎の完治を目指して、呼吸器内科の専門医のもとでステロイド薬の減薬を進めています。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

幸いなことに乳がんは2024年1月に完治しました。

これからも前向きに治療に向き合い、健康な生活を取り戻していきたいと思っています。

放射線肺臓炎は、早めに発見して治療を進めれば、多くの場合は回復できます。

少しでも異変を感じたら無理せず病院を受診しましょう。

22話に続く…。

第22話はこちらから↓

 

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薬をやめたい!きゃんばぁば

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