【夫の病気編:第19話】手術の日!家族控室で待つ時間と、主治医からの衝撃の言葉

夫の病気

夫の手術が始まった朝

8月12日は、夫の「食道がん」の手術の日。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

午前8時半前に、私は患者家族控室に入りました。

落ち着かない気持ちのまま、夫に「着いたよ」と連絡をいれてから、夫と会えるまでの時間がやけに長く感じました。

そして9時前、やっと夫と会うことができました。

いつものように冗談を口にして笑うその姿に、ほんの少し肩の力が抜け、

私も笑顔で手術室へと送り出すことができたのです。

それでも、心の奥に不安は消えずに残っていました。

「きっと大丈夫」と自分に言い聞かせながら…。

家族控え室の写真

私はただ、手術が無事に終わることを願っていました。

家族控え室で待つ、落ち着かない時間

家族控え室には本を持っていきましたが、文字を追っても全く頭に入らず、すぐに閉じてしまいました。

ただ時計の音だけが、やけに大きく響き、1分1秒が途方もなく長く感じられました。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

「心ここに在らず」…とは、まさにこのこと。

3時間ほど経った頃、静まり返った控え室に「ご家族の方」と院内放送の声が響きました。

その瞬間、息が止まりそうになりました。

手術し地の入り口の写真

私は震えながら手術室の前で待ちました。

手術中の呼び出しは、たいてい「悪い知らせ」であることが多い,,,そう思ったからです。

案内された部屋には、主治医が待っていました。

主治医の表情を見た瞬間、がんが取りきれなかったのかもしれない…直感でそう感じました。

主治医に呼び出されて、伝えられた現実

手術着のままの主治医が、静かに話し始めました。

大動脈にがんが絡んでいるため、切除できませんでした。そこだけ残して手術をすることになります」

食道がんと大動脈のイラスト

画像だけでは大動脈と絡んでいるのかわからないと、つまり手術してみないとわからないとのことでした。

一番聞きたくなかった言葉が主治医から伝えられた瞬間、夫の顔が頭に浮かび、涙をこらえようとしても、あふれて止まりませんでした。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

「もう治ることないということですか?」

声を震わせながら、私は思わず問い返していました。

手術の日主治医と話す女性の写真

このとき私は、目の前が真っ暗になりました。

主治医は少し間をおき、落ち着いた声で、

「残った部分に放射線をかけて根治を目指すつもりです。」と,,,。力強い言葉のはずなのに

直感で「厳しいんだろうな」と感じてしまいました。

「今後の治療のためにも、なるべく早く手術を終わらせて、体力が回復するようにしていきたいと思います。」

そう説明する主治医の声が、遠くで響いているように聞こえました。

手術が終了するまでの時間

再び控室に戻り、手術の終了をひたすら待ちました。

「これからどうなっていくのかな?」何度も心の中で繰り返しました。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

「夫になんて伝えればいいんだろう」

悔しさと悲しみで立っているのも精一杯でした。

張り詰めていた風船が「パン」と割れてしまったようで、私の心はしぼんでいくばかりでした。

食道がんの手術は一般的に、8時間から10時間かかると聞いていました。

でも、夫の手術はわずか6時間で終了しました。

「手術が早く終わるのは、良くない結果を意味することが多い」そう耳にしたことがあります。

このあと、控えている主治医からの説明を聞くのがとても怖かったです。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

このあと、主治医から伝えられた言葉で、私は未来が見えなくなりました。

続きは次回お伝えしたいと思います。

 

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