手術を終えてから始まった、化学放射線治療。
弱っていく夫を支えながら、

きゃんばぁば
「通院を続けられるのか」という不安と向き合う日々でした。
※この記事は筆者(きゃんばぁば)が自身と家族の体験をもとに記した内容です。
医療的な助言を目的としたものではありません。
化学放射線治療を終え、自宅に戻ってきた夫
夫は手術から約1か月後、次の治療である抗がん剤と放射線治療を受けるため6日間入院し、退院してきました。

玄関を入った瞬間、夫は力尽きたように座り込みました。
あまりにも弱った姿に、かける言葉が見つかりませんでした。
ただ心の中で「どうか少しでも楽になりますように…」と祈ることしかできませんでした。

体を支えるのもやっとで、話すことさえできない様子でした。
夫はこの日、ほとんど食べられず、お茶と腸ろうからの栄養だけで過ごしました。

食べて、少しでも元気になってほしいと思いました。
この体調で、放射線治療に通い続けられるのか。
不安が胸を占めて離れませんでした。

「夜になると、咳が止まりませんでした。」
眠れない夜が続き、私は何度も起きて夫の様子を見に行きました。
翌日から、放射線治療のための通院が始まりました。
体はまだ、本調子ではありませんでしたが、夫は少しでも体力を取り戻そうと、電車でがんセンターへ通うことにしました。

不安な気持ちを抱えながら、病院へ向かう夫を見送りました。
手術の痛みがまだ残り、歩くだけでも息が上がる。
食事の量は減り、栄養を摂ることさえ難しくなっていきました。
それでも夫は「通院だけは頑張ろう」と気力を振り絞っていましたが、
その姿を見て、胸が締め付けられる思いでした。

きゃんばぁば
この先、体力が持つんだろうか.。
そして私は、支えていけるのだろうか。
不安でいっぱいでした。
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この記事を書いた人
きゃんばぁば|乳がんサバイバー/家族の闘病サポーター
乳がんを経験し完治。妹の膵がんや夫の食道がんを家族として支えた実体験をもとに、
「患者と家族の視点」で記事を書いています。
👉 詳しいプロフィールはこちら
きゃんばぁば|乳がんサバイバー/家族の闘病サポーター
乳がんを経験し完治。妹の膵がんや夫の食道がんを家族として支えた実体験をもとに、
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