【夫の病気編:第15話】食べることは生きること!夫の抗がん剤治療を支えた10日間

夫の病気

夫の抗がん剤が効いているかどうかは、日々の食事の様子から見えてきます。

というのも、がんが食道を塞いでいて、しっかり噛んで飲み込まないと詰まってしまうから、うまく食べれるかどうかは、がんの状態を知るためのサインなんです。

夫婦が食事をしているイラスト

喉のとおりはどうかな?

どのくらいの大きさのものが食べれるか?
どれくらいの時間で食べ切れるか?
喉の通りはどうか?

そうした小さな変化を、毎回見逃さないようにしていました。

食事をする夫をも守る妻のイラスト

今日は、どれくらいの時間で食べ切れるかな?

夫が食事をするとき、私はさりげなく時間を測ったり、口に運ぶペースを見守ったり、

「大丈夫かな?」「少しはよくなってきているかな?」と心の中でそっと問いかけながら。

退院後、私が一番気をつけていたのは「食事」と「腸内環境」のサポートでした。

妻がスーパーで買い物をしているイラスト

腸内環境、免疫、食事とスマホで調べながら、買い物をしたりしました。

免疫療法の効果を高めるために、腸内環境が大切だと知っていたから、毎日の食事を見直しました。
少しでも夫の体が良くなるように、できることはやってあげたかったんです。

冷蔵庫に食品を入れる妻のイラスト

冷蔵庫の中には、私なりの「応援」を詰め込んでいます。

ヤクルト1000やヨーグルトで腸内に善玉菌を。

果物を毎日取り入れて、食物繊維やビタミンをしっかり。

タンパク質は筋力を落とさないよう意識していました。

ベランダで牛乳を飲む夫をも守る妻のイラスト

小さな習慣が、免疫力を上げると信じています。

ビタミンDには、免疫の働きを調整して、感染や炎症を防ぐ力があると言われています。

日光を浴びたり、ビタミンDを含む食品をとることで、体の内側から治療を支えることができると信じて、日々の生活に取り入れています。

どんなに忙しくても「食べることで治療を後押ししたい」という気持ちで、できる限りの工夫を重ねました。

夫婦が散歩しているイラスト。

だから、薬の力を最大限に引き出すために「一緒にできることな何もやろう」と心に決めていました。

その努力が少しずつ身を結び、10日目には夫の体調はグッと良くなり、表情もやわらかく穏やかに。

その姿を見て私は心から思いました。「食べることは生きること」

この10日間で、それを改めて強く感じました。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

次のお話は、CT検査の結果と3回目抗がん剤治療について

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