主人に乳がんの告知を伝えた日〜子供たちに伝えるか決めた日…

クリニックで乳がんの告知をされた日のこと

その日乳がんと診断されました。しかし夫は東京へ出張中。私はどう伝えればいいのか分からず、ただ時間だけが過ぎていきました。

そんな中、夫から電話が。結果を聞かれ「乳がんだった」と告げました。

すると、電話の向こうから抑えきれない泣き声が聞こえてきたのです。


その夜、私たちは子供たちへの告知について話し合いながら、長い夜を過ごしました。

この記事では夫に乳がんを告知した日を振り返っています。

目次

夫に乳がんを告知した日のこと

乳がんを告知されたあの日のことは、今でも鮮明に覚えています。当時夫が出張中で私は一人で告知を受け、その重さを抱えることになりました。

夫に知らせなけれと思いながらも、どう伝えたら良いかわからず、ただ時間ばかり過ぎていきました。伝えた瞬間、夫がどう反応するかを考えると、怖くて言葉が出なかったんです。

そんな中夫から電話がかかってきて「検査結果はどうだった?」と聞かれ「乳がんだった」と答えました。

電話越しに夫のすすり泣くような泣き声が聞こえてきました。

あの時の声は今でも忘れることができません。心が締め付けられるような気持ちになり、思わず「ごめんね」と心の中でつぶやきました。

乳がんになったのは運命なの?

私が乳がんになったのは「運命」なのでしょうか。

これまでもさまざまな困難を二人で乗り越えてきましたが、乳がんに対しては二人だけで向き合える自信がありませんでした。

「がん」という言葉は「死」を連想させます。そのため知識が不足している私たちとって乳がん告知は恐怖しかありませんでした。

特に夫は私より落ち込んでおり、そんな彼に元気を取り戻してもらうためにも、そして自分のためにも乳がんについて学ぶ必要があると強く思いました。

乳がん専門医が書かれた本を購入しましたが、この時はまだ精神的に不安定で、本を読むことはできませんでした。

とにかく夫に元気を取り戻してもらいもらい、サポートを受けながらこの試練を乗り越えて行かなければと考えていました。

告知をパートナーへ伝える意味:一番影響を受けるのはあなただから…

最初は夫もすごくショックを受けていました。家族への告知は、不安な気持ちやこれから変化する生活をともに乗り越えるためにとても大切なことなのです。

私が「乳がん」になったことで一番影響を受けるのは夫です。
闘病生活を乗り切るためにも伝えたことは良かったです。それは大きな心の支えになったからです。

パートナーの方へ

*できるだけ自然体でいてください。

*根拠のない精神論を語らないでください。

*話を聞いてください。

*温かく見守ってください。

*そして何よりあなたの心身が心配です。一人で抱え込まずできるだけいつも通りに過ごしてください。

子供たちに伝えるべきかな?どうするか決めた日

その夜、夫と話し合いながら次は子供たちにどう伝えるかを考えました。私たち夫婦にとってどんな言葉を選べばいいのか、それが大きな課題でした。

長い夜が明ける頃少しだけ前に進めたようなに思え、子供達にはS病院の検査結果が出たら伝えることにしたのです。

子供たちに知らせる?どんな風に伝える?

乳がん告知を子供たちにどう話すのか、年齢や性格を考えて一人一人と向き合って話すことが大切だと思いました。

  • 場所と時間を選ぶ:落ち着いて話せる時間と、プライバシーが守られる空間
  • 正直に伝える:「乳がん」になったこと、治療が必要なことを、正直に伝えよう。
  • 状況を説明する:これから受ける治療について、わかりやすい言葉で伝えよう。
  • 安心させる:治療は大変だけど、必ずよくなると信じて頑張ることを伝える。
  • 今後の生活について:治療によって生活が変化する場合は、そのことも伝えよう。

私の場合は子供たちが16歳以上だったこともあり、伝えることを決めていました。

隠していた方が、大きなストレスになると考え、子供たちを信頼してありのままを話してみようと考えました。

長い夜が終わる頃

なかなか眠りにつけず、「これからどうなるんだろう?」不安な気持ちと「絶対に私は死ねない!」という強い気持ちが交錯して、眠れない夜を過ごしました…

ここの記事では乳がんと診断され、夫に告知した日を振り返っています。家族に伝えるということは簡単ではありません。でもあの夜を通して「一人で抱え込まないこと」が何よりも大切だと感じました。

この記録が同じように悩む誰かの役に立てばと思っています。

*がんの告知は残酷です。一人で抱え込まずに周りの人に相談しましょう

がんの告知は残酷!きゃんばぁば

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