8月6日 主治医の診察がありました。

「もしかして結果が良かったのかな?」と期待が膨らみます。
「まあ、開けてみないとわからないけれど、7:3くらいの確率で取り切れるのんじゃないかと思います。」

それでもこの7割にかけるしかありませんでした。
私は「100%じゃないんだ」と思いました。
治療の効果と今の状態

主治医から結果についての詳しい説明を受けました。
「リンパの転移は70%ほど小さくなっています。原発の食道がんもだいたい50%縮小です。PET検査では、がんの活発度が弱まっていました。」
「薬は確かに効いていましたが…」

胃カメラで確認すると、がんはかなり小さくなっていました。
「がんが小さくなると同時に、食道自体も縮んで狭くなっています。このままだと食べられなくなるので、手術で取り除く必要があります。」
「手術をしないという選択肢はないと思います。」とも…。
そして主治医からは…
もし取りきれなかった場合は、術後に放射線治療や免疫療法を続けることになるそうです。
手術に向けて
まずは、手術をしてその後の病理検査。
その結果をもとに、今後の治療方針を決めることになります。
術式は「腹腔鏡手術」
8月12日の手術が終わらない限り、これからのことはまだわかりません。
今はただ、手術でがんが取り切れることを祈るばかりです。

きゃんばぁば
ここで出てきた、PET-CT検査や腹腔鏡手術がどんなものなのか簡単にご説明しますね。
PET-CT検査とは
PET-CTは、がんの「位置」と「活動の強さ」を同時に調べられる検査です。
特殊な薬を体内に入れ、その薬ががん細胞に集まる様子を撮影します。
CT画像と重ね合わせることで、体のどこに、どのくらい活発ながんがあるかがわかります。
CTでは見つけにくい小さな転移も、見つけられることがあります
特殊な薬を体内に入れ、その薬ががん細胞に集まる様子を撮影します。
CT画像と重ね合わせることで、体のどこに、どのくらい活発ながんがあるかがわかります。
CTでは見つけにくい小さな転移も、見つけられることがあります
腹腔鏡手術とは
腹腔鏡手術は、お腹に数か所の小さな穴を開けてそこからカメラや手術器具を入れて行う手術です。
お腹を大きく切らずに手術できるため、傷が小さく術後の回復が比較的早いのが特徴です。
ただし、開腹手術に比べて視野が限られるため、がんの広がりによっては途中から開腹手術に切り替わることもあります。
お腹を大きく切らずに手術できるため、傷が小さく術後の回復が比較的早いのが特徴です。
ただし、開腹手術に比べて視野が限られるため、がんの広がりによっては途中から開腹手術に切り替わることもあります。

きゃんばぁば
次のお話はいよいよ食道がんの手術のことです。