【夫の病気編:第11話】やっと始まった!術前抗がん剤治療と入院中の副作用

夫の病気

入院2日目から、夫の抗がん剤治療が始まりました。

ステージ4の「食道がん」なのでどんなに辛い治療でもやるしかありません。

抗がん剤治療が始まる夫と抗がん剤治療を用意する看護師さんのイラスト

不安気持ちを抱えながらも、覚悟を決めて治療に臨もうとしていました。

この先に待つ副作用の辛さを、このときはまだ知りませんでした。

食欲不振で病院食を食べれない夫のイラスト

とうとう、食欲がなくなり残すようになりました。

3日目にはついに病院食をストップ。匂いすら受け付けなくなり、さらに便秘も始まり…体調もどんどん悪化していきました。

翌日、お見舞いに行くと、夫は倦怠感が強く歩くのも辛そうでした。

夫が入院する病院へお見舞いに来た妻のイラスト

「このまま体力が落ちてしまうんうじゃないかな」と心配でした。

そんな中、主治医が病室に来てくれ、副作用について説明をしてくれました。

病室で医師と話す夫のイラスト

主治医からの説明で、少し安心したそうです。

夫の場合は、まず、便秘から始まり、吐き気、食欲不振、下痢… と次々に症状が現れました。

中でも一番辛かったのは、胃の痛み。カロナール(痛み止め)もほとん効かなかったみたいです。

ヨーグルトを病室で食べる夫のイラスト

なんでもいいから食べないと…。

食事が摂れないときは、緑茶、ヨーグルト、ウィーダーゼリー、バナナ、パンなど少しでも食べられるもので、しのいでいました。

医師に元気付けられる夫のイラスト

主治医が、毎日病室に顔を出してくれることで、夫は元気をもらえたのです。

胃の痛みで、一睡もできない夜が、2日間ほど続き「あの時が一番辛かった」と夫は言ってました。

やっぱり、消化器がんの抗がん剤治療は本当に過酷。

夫を思う妻のイラスト

夫の、免疫力を上げるために料理を頑張るぞ!

副作用が落ち着くまでに、11日間かかりました。退院する頃には、体重が3キロほど落ちていました。

入院期間は約2週間でした。

退院前に、主治医からこう伝えられました。「この抗がん剤治療でがんが小さくなれば、3クール行う予定です」

私も夫も、抗がん剤が効いてくれることを祈りながら、毎日を過ごしていました。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

次のお話は退院後の生活のこと。

タイトルとURLをコピーしました