
この日から、治療の話し合いが始まりました。

(妻の心の声)そんなに簡単な話しじゃないのに..

夫は「食道がんの手術」を甘く見ているなと感じました。

夫は「食道がん」の手術は簡単だと思っていたようです。

夫は、自分の病気について調べるタイプではないから、答えやすいように質問してみよう。

夫の答えは、なんとなくわかっていました。

そうだよね!

一つ一つ、話して決めることが、私たちの不安を少しずつ軽くしてくれた気がします。

治療のことも、これからのことも一緒に考えていけるって心強いだろうな。

まだまだ不安はあるけど、前を向いていける気がしました。
がんと診断されたあとの「治療をどう選ぶか」について夫婦で話し合いました。
どの治療を選ぶかは、再発リスクや生活の資(QOL)そして、本人の希望によって大きく変わります。
大切なのは「医師に任せる」のではなく「家族と一緒に考えて決めること」
医師の説明をきちんと聞いた上で、少しの意識と、ちょっとした会話の工夫が、家族で納得して治療を選ぶことにつながると思います。
食道がんの主な治療について
進行度(ステージ)によって選べる治療法は変わります。
食道がんの治療法
内視鏡的切除(ステージ0) | がんが粘膜にとどまっているごく初期の場合、体への負担が比較的少なく入院期間も短め。 |
抗がん剤+手術(ステージⅠ〜Ⅱ) | 中期の治療。手術による根治を目指すが術後の生活の質(QOL)に影響することも。 |
化学放射線治療(ステージⅢ〜Ⅳ) | 手術が難しい場合などに行われる治療法。QOLを保ちやすいが、再発率とのバランスを考える必要があります。 |
治療法を選ぶとき「どれが正解か」ではなく「自分たちにとって一番納得できる選択か」が大切だと感じています。
食道がんの治療法について詳しく知りたい方はこちらから

きゃんばぁば
次回のお話は、夫のがんで知った家族に苦しみについて…。