治療に入る前に主治医に聞いたこと
抗がん剤に入る前の不安な日々。主治医から告げられたのはわずか38%という厳しい成功率。
それでも生きるためには、治療を受けるしかないと覚悟を決めました。
「私にできることはありますか?」と主治医に尋ねると…
「毎日笑顔でいてください」と温かい言葉が返ってきました。
そして私は、どんな時も毎日笑顔を忘れずに過ごそうと心に誓ったのです。
笑顔効果について綴っているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
抗がん剤が効く確率38%と言われても…やるしかない!
抗がん剤の効果の説明
S病院とK病院どちらの先生もトリプルネガティブ乳がんに対する抗がん剤の効果について同じ見解を示していました。
トリプルネガティブの場合、奏功率は約38%(10年前のデータ)効果があれば予後は良好ですが、効果がなければ他のタイプの乳がんより予後が悪いという現実でした。
術前抗がん剤治療しか選択肢がない私は「人生を続けたければやるしかない」と考えていましたが…
「10人中3人しか効果ないのか」と落ち込みました。やってみなければ結果はわからないという状況でした。
そして私はどうしてもこの38%の中に入りたいと強く願っていました。
M先生に聞いてみました「私にできることは何かありますか?」
先生の答えは「笑顔」でした。
私はがんを消滅させくて、何か自分にできることはないか毎日考えていました。38%という低い奉公率に不安を感じながらも、治療に入る前にM先生に質問しました。
「先生は薬で治療をしてくださいますが、私にできること何かありますか?」と尋ねたところ「毎日笑顔でいてください」と答えが返ってきたのです。
なぜ笑顔でいることが大事なんだろう?それにこの状態で毎日笑顔でいることは難しいとも思いました。
なぜ笑顔でいることと治療が結びつくのか?
私たちの身体の健康を保っているのは、免疫力のおかげだと聞きました。
交感神経と副交感神経がバランスよく働いくことで免疫細胞が活発に機能すると言われています。
でも日常的にストレスを感じると交感神経が優位の状態になり、バランスが崩れて活性酸素が増え、がんのリスクが高まるのです。
私が自分にできることを聞いた理由
この時私は、「なんとしても生きたい」という気持ちでいっぱいでした。私がいなくったら家族はどうなるんだろう?
3人の子供たちの進路や将来もまだ決まっていないし、主人は仕事が忙しく、家のことや子供達の話を誰が聞いてくれるのだろう。
とにかく3人の子供たちが自立できるまでは生き続けたいそう強く願っていました。
作り笑顔でもOK!笑顔の効果:ナチュラルキラー細胞ってすごい!
この状況で笑顔なんて無理!そう思い先生に「作り笑顔でも大丈夫ですか?」と確認すると「いいですよ」と言ってくれました。「それならできる、抗がん剤と笑顔でがんに勝ってみせる。」そう誓いました。
だから私は、泣きたい時や辛い時でもお風呂では、作り笑顔で歌を歌うようにしていました。
笑顔にはナチュラルキラー細胞を活性化させる効果があるそうです。
ナチュラルキラー細胞は、全身を巡回して病原菌を攻撃する免疫細胞です。
笑顔で免疫力を高めて、がんと闘う力を引き出そうと毎日笑顔を心がけました。
がん治療は心身ともに負担がかかりますが、そんな時は作り笑顔でも十分です
本当に体調が悪いと自然な笑顔はでません。そんな時、主治医の言葉を思い出し「作り笑顔でもいいんだ!」と無理にでも笑顔を作りました。
何としても抗がん剤の効果を高め、がんと闘って勝ちたかったのです。そのためにはどんなことでもする覚悟で、初期治療にのぞみました。
この一年の治療で結果を出さなければ、私は余命宣告を受けることになるかもしれません。だから頑張るしか他に道はありませんでした。
どんなに辛くても笑顔を作り、食事法にも徹底的にこだわり治療効果を高めることに集中しました。
笑顔で幸せホルモンといわれるセロトニンが分泌されストレスを解消してくれます。その結果免疫力が高まり、治療効果も向上するのです。
「笑う門には福来る」という言葉があるように笑顔は生きる力を与えてくれるはずです。
*この記事は個人の体験に基づいています。治療方針については必ず医師と相談してください。
どんな時でも笑顔は大事!きゃんばぁば