「手術も受けたい」その思いを伝えたことで、消化器内科と外科の医師たちによる、話し合いが行われたようでした。
その日、夫は夕方まで病棟で待機することに。

どんな治療も受けると決めてから、少し気持ちが楽になったようでした。
夕方、かつてこちらから手術をお断りした外科のS先生が、病室に来てくださいました。

たとえ生活の質が落ちても、「生きたい」と心から思ったんです。
夫は、素直な気持ちを先生に伝えたそうです。

S先生に、夫は無言で頭を下げたそうです。
そう言い残して、部屋を出て行かれました。
翌朝、主治医となるS先生が病室に来てくださり…手術を前提として、外科で抗がん剤治療を受けることになりました。

先生を信頼して、治療を頑張るぞ!
その後、これまで担当医だった消化器内科の先生が病室に

消化器内科の先生は、早い段階から外科治療の選択肢を勧めてくれていました。
外科治療から、化学放射線治療へと方針を変更して、お世話になった消化器内科の先生。
その後、「手術も視野に入れて治療を受けたい」と申し出たことで、再び治療方針が大きく変わることになりました。

「どんな治療も生きるためにやるしかない」と思ったそうです。
主治医から、治療計画の説明を受けた夫。
翌日から始まる抗がん剤治療は、手術に向けた大きな一歩。
治療の選択は、迷いと決意の連続でした。

きゃんばぁば
次のお話は、いよいよ始まった術前抗がん剤治療のこと
続きの記事はこちらから↓