【夫の病気編:第12話】次の入院までの「限られた時間」をどう過ごしたか?

夫の病気

6月2日に抗がん剤治療のために入院し、6月16日に退院しました。

16日間の入院生活は、想像以上に体力も気力も奪われるものでした。

退院の日も副作用の影響で、夫には強い倦怠感があり、歩くのも辛そうな様子でした。

退院する夫に寄り添う妻のイラスト

抗がん剤治療で、心身が疲れているようで心配でした。

そして自宅に戻ると、ホッとしたのか少し笑顔が戻ってきました。

自宅でくつろぐ夫のイラスト

入院生活を終え、久しぶりに帰った我が家。

この日のお昼ご飯は、「お寿司が食べたい」というリクエストがあり、帰りに巻き寿司といなり寿司を買って帰リました。

夫婦で昼食を食べているイラスト

病院では、ほとんど食べれなかった夫が、完食してくれました。

病院では食欲がなかった夫が、家ではゆっくりとですが、間食してくれた姿に思わず嬉しくなりました。

その日から、「栄養をつけながら美味しく食べてほしい」という思いで、毎日の食事を考える日々が始まりました。

バナナジュースを作る妻のイラスト

栄養バランスを考えてたジュース作りが日課に。

さらに、購入していたスロージューサーを使って、新鮮なリンゴジュースを作り、毎日飲んでもらいました。

食事は、夫の食道が狭窄しているため、柔らかく、噛むと小さくなる食材を選んび、献立を工夫しました。

メニューを考える妻のイラスト

「美味しく安心して食べてもらいたい」そんな思いで毎日食事を作りました。

「何が食べたい?」とリクエストを聞くことで、気持ちの面でも前向きになれるように努めました。

そして、なるべくいつもと変わらない生活を意識して過ごしました。

また、入院中は運動不足だったので、体力作りのために愛犬の散歩を日課にしました。

愛犬と公園を散歩する夫のイラスト

久しぶりの散歩は気分転換にもなったようでした。

愛犬との散歩の時間は、体にも心にも大切なリハビリでした。

最初は少し歩くだけでも疲れていたのが、徐々に歩ける距離が伸び、少しずつ元気が戻ってくるのが、目に見えてわかりました。

美味しそうに食事をする夫とそれを喜ぶ妻のイラスト

食事も驚くほど食べられるようになりました。

食事も驚くほど食べれるようになり、飲み込みやすさも改善してきたように感じました。

「薬が効いているのかもしれない」と小さな期待と希望が芽生えました。

疲れた時は無理をせず、ベッドでしっかり休むようにして、体調管理をしました。

ベッドで休む夫のイラスト

こうして、休む時間が明日の元気につながります。

この1週間は、今までになく充実した日々だったと感じました。

「あと2回の抗がん剤治療も頑張れそうだな」そう思いました。

夫を送り出す妻のイラスト

次の入院までに夫はすっかり元気になりました。

一人で荷物を持って、病院へ向かう夫を見て、少し安心しました。

きゃんばぁば
きゃんばぁば

次のお話は、1回目の抗がん剤治療の評価と、2回目の入院での抗がん剤治療について

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