かかりつけのクリニックからの紹介を受けてから10日後に、専門的な診察のために、がんセンターを受診しました。

「大丈夫」きっと早期に違いない…。このときは本当にそう思っていました。
紹介された消化器内科の先生の診察が始まりました。
先生からの問診に、夫が答えると…。

思っているより深刻なのかもしれない…そんな不安が胸をよぎりました。
そして造影CT検査へ。

造影CTは、体の中を詳しく調べることで、がんの転移や再発の有無を確認する検査です。
この日はCT検査受け、そのまま帰宅しました。

帰宅して、ほっとしたのも束の間。がんセンターからの電話が鳴りました。
最初は「早期がん」と言われ安心していた私たち。
けれど、がんセンターでの検査を経て、思っていたよるも事態は深刻だと知らされました。
そして、転移があるとがんセンターからの電話。
突然の展開に言葉を失いました。
そして翌日、がんセンターの外科を受診しました。

私たちは、この現実をすぐには受け入れられませんでした。
もし、クリニックで「早期のがんだ」とクリニックで聞かされていなければ、紹介を待たずにセカンドオピニオンも受けに行けてかもしれない…
紹介された日をただ待つのではなく、別の病院で検査に行けていたかもしれない…そう思うと悔しさが込み上げてきました。

きゃんばぁば
次のお話は、ステージ4と告げられた後の、自宅での日々についてです。

きゃんばぁば
次回は、告げられた現実と、そこから始まる「食道がん」との闘いの記録をお届けします。